「今さらアフィリエイトは稼げないからやめとけと耳にするけど、本当なの?」
このような疑問を抱える方もいるでしょう。
アフィリエイトとはインターネット上で商品やサービスを紹介し、その紹介から発生した売上に対して報酬を受け取るビジネスであり、初心者の方でも手軽に始められるのが魅力です。
しかし、「アフィリエイトはやめとけ」という声も聞こえてきます。
なお、私は2019年にアフィリエイトを始めましたが、すでにこうした声はたくさん出回っていました。
現在でもこうした声が目立つ中、本当に今からではもう稼げないのでしょうか。
そこで今回は、アフィリエイトはやめとけと言われる理由と収益化を目指すための方法を紹介します。
アフィリエイトは稼げないからやめとけと言われる5つの理由
ネット上やSNSなどで、「今からアフィリエイトをしても稼げないからやめとけ」という声も聞こますが、2010年頃にはすでにささやかれていたようです。
しかし、どのような理由でこうしたことが言われるようになったのでしょうか。
その主な理由は以下の通りです。
- 収益化まで時間がかかる
- 新規参入者が増えている
- 検索アルゴリズムの更新で上位表示が難しい
- 突然収入がゼロになることがある
- 必ずしも稼げるわけではない
それぞれについて解説します。
収益化まで時間がかかる
アフィリエイトで稼ぐためにはブログやサイトを構築し、ユーザーが求める情報を提供して集客をしなければいけません。
しかし、新規のブログやサイトが検索エンジンに認識されるには時間がかかり、開設してすぐの収益化は難しいのです。
なお、新規でブログやサイトを開設した場合、収益化できるまでに早くて3カ月、平均的には半年から1年はかかります。
上記画像は、アフィリエイトマーケティング協会が調査した結果の一部なのですが、アフィリエイトの開始から1年未満で1,000円ほど収益のある人は45%ほどしかいません。
「収入はない」と回答した人に限っては実に70%を超えており、短期間で収益化することがいかに難しいことなのかがわかると思います。
ちなみに、私は初心者としてアフィリエイトに参入しましたが、大きな失敗をして遠回りをしたこともあり、安定して1万円の収益を得ることができるまでに2年はかかりました。
このように、アフィリエイトは収益化することが容易ではないため、「アフィリエイトは稼げないからやめとけ」という人もいるのです。
新規参入者が増えている
アフィリエイトですが、実のところ参入するハードルはとても低いです。
理由として、インターネットが普及したことで誰でも簡単にブログやサイトを開設し、商品やサービスを紹介することができるようになったからだと言われています。
そのため、アフィリエイトに参入するハードルが下がり、現在では多くの人が参入しているのです。
なお、近年では副業としてアフィリエイトに取り組む人が増え、今後もこの流れは変わらないことが予想されます。
例えば、自宅でできる仕事が増えたことや、自分の時間を自由に使えるようになったことが背景にあると言われていますが、本業の収入が大きく減り、副業としてアフィリエイトに新規参入する人が増えていることも関係しているようです。
さらに、アフィリエイトの市場規模は今後も拡大する見通しが高いため、個人だけでなく企業もアフィリエイトに参入をしてきています。
当然ながら、アフィリエイトに参入する人や企業が増えるとライバルも増えるため、ますます稼ぐことが難しくなるでしょう。
特に、企業は多額のお金を投入し、サイトを運営する人員も固定で充てていることから、取り組むジャンル次第では個人で太刀打ちがほぼできません。
以上のことから、今からアフィリエイトを始めても稼げないからやめとけという人もいます。
検索アルゴリズムの更新で上位表示が難しい
毎年、アフィリエイトに新規参入する個人と企業が増えているだけでも稼ぐことが厳しい状況の中、さらに大きな問題もあります。
具体的には、Googleが定期的に行う検索アルゴリズムの更新です。
Googleは検索結果の品質を高めるため、定期的に検索アルゴリズムの更新を実施しているのですが、これがアフィリエイトのブログやサイトに大きな影響を与えます。
例えば、過去には内容の薄い1000文字程度の記事にスパム的な手法を用いる、あるいはリンクを大量に張るだけで、ブログやサイトを検索結果の上位に表示させることが容易でした。
しかし、Googleが実施する検索アルゴリズムの更新により、中身の薄い記事は検索結果で上位表示されにくくなり、スパム的な手法や低品質なリンクが大量に張られたサイトはほぼ削除されるようになったのです。
つまり、現在は読者の役に立つ質の高い記事を提供しなければ、検索結果で上位表示されることはほぼありません。
突然収入がゼロになることがある
さまざまな苦労のもと、ようやく収益の発生するブログやサイトに育ったとしても、ある日突然に収入がゼロになることがあります。
主な理由が、先ほどお伝えしたGoogleが実施する検索アルゴリズムの更新です。
例えば、あなたのブログが検索結果で1位に表示されていたとしても、検索アルゴリズムの更新で順位が大きく下落することがあります。
ひどい場合、検索順位が表示されない圏外まで下落すこともあるので、アクセスが集まらずに突然収入がゼロになることもあるのです。
なお、検索アルゴリズムの更新でブログの順位が大きく下落した場合、基本的に自分で対処することはできません。
特に、人々のお金、健康、人生に大きな影響を与えるYMYL(Your Money Your Life)に該当するジャンルのブログは、どれだけ質の高い情報を読者に提供していても、アルゴリズムの更新で順位が大きく下落すると対処はほぼ不可能です。
具体的には、医療系サイト、健康系サイト、法律系サイトなど、人々の生活や人生に大きな影響を与えるジャンルのサイトは、よほど権威のある人や大企業サイトでもない限り、個人ではどうしようもできないでしょう。
実際にこうしたジャンルでサイトを運営し、月に100万円以上を稼いでいたアフィリエイターの多くは、アルゴリズムの更新でサイトが飛び、「収入が0になった…」と嘆かれていました。
必ずしも稼げるわけではない
アフィリエイトに取り組み収益化するには、読者が求める高品質なコンテンツを提供して集客する必要があります。
質の高いコンテンツを提供し続けると、GoogleやYahoo!などの検索結果で上位に表示されやすくなるため、自然とアクセス数が増えるようになります。
しかし、質の高いコンテンツを読者へ提供したとしても、必ずしも稼げるわけではありません。
実のところ、アフィリエイトは思い通りにいかないことが多く、たとえあなたが質の高いコンテンツを提供したと思っても、検索アルゴリズムで質の低い記事と判断され上位表示されないこともあるのです。
私もですが、おそらくアフィリエイトに取り組むほとんどの人が経験しているかと思います。
特に、最近はSEOの難易度が上がったのか、投稿した記事自体がインデックスされないケースも増えており、「スタートラインにすら立てない…」と悩む方も少なくありません。
当然ながら、検索エンジンに認識されていない記事にユーザーがアクセスしてくることはありませんし、収益を上げることも不可能です。
もちろん、本当に記事の質が低かったり、ペナルティを受けていればインデックスされませんが、そうでないケースが増えてきており改善が難しいこともあります。
こうした問題も、アフィリエイトは稼げないからやめとけと言われている理由の一つでしょう。
やめとけと言われるアフィリエイトで稼ぐために最低限理解しておくべきこと
前述で紹介した理由により、アフィリエイトは稼げないからやめとけという声も聞こえます。
ただし、現在でもアフィリエイトで稼ぎ続けている人はおり、今から始めても稼げないわけではありません。
もちろん、絶対に稼げる保証はないです。
しかし、以下のことを把握したうえでアフィリエイトに取り組むと、収益化を期待することができます。
- WordPressでブログを始める
- 稼ぐなら特化ブログ一択
- ジャンルを細かく絞る
- ロングテールキーワードで記事を書く
- 1年は稼げない前提で取り組む
それぞれを詳しく説明していきますので、チェックしてみてください。
WordPressでブログを始める
アフィリエイトで稼ぐなら、WordPressでブログを始めるのがおすすめです。
無料ブログで始める方法もありますが、運営会社の利用規約に従う必要があります。
規約に違反すると記事の削除やブログの凍結もあるので、リスクが高いといえるでしょう。
そもそもアフィリエイトの制限や禁止する無料ブログも多く、規約もコロコロ変わる傾向にあるため、正直なところ利用しづらいです。
それに比べ、WordPressでブログを始めると、サーバー代とドメイン代の費用は発生しますが、あなたの資産となるブログを運営をすることができるようになります。
稼ぐなら特化ブログ一択
アフィリエイトを始めるにあたり、「雑記ブログ」と「特化ブログ」の2つから選び取り組むことができます。
雑記ブログは、様々なジャンルの記事を書くことができるため、特に制限なく好きなことを発信することが可能です。
一方で、特化ブログは1ジャンルのみに絞って記事を書くブログのことを指します。
このとき、特化ブログは専門的な情報を追求して情報発信ができるため、読者が検索している情報に沿ったコンテンツを提供することができ、アクセス数を増やすことができます。
なお、情報発信によって読者の信頼を得ることができれば、商品紹介につなげることもできるため、特に理由がない限りは特化ブログで始める方がいいでしょう。
ジャンルを細かく絞る
アフィリエイトするジャンル決めですが、初心者の方は興味を持っているジャンルで取り組むと、途中で挫折するリスクを抑えることができます。
もちろん、大きく稼げるジャンルを選んでも良いのですが、どちらを選ぶにしても可能な限りジャンルを絞ることが重要です。
例えば、化粧品、脱毛、転職、投資などは、大きく稼げるジャンルとして知られていますが、これらのジャンルで単にサイトを開設してもほぼ稼げません。
なぜなら、こうした稼げるジャンルはすでに古参アフィリエイターや企業が参入しており、検索結果の上位を独占しているからです。
後発組が今から取り組んでも上位表示されずに収益化も望めません。
そのため、仮に化粧品のジャンルでアフィリエイトを始めるのであれば、以下のようにさらに細かく絞る必要があります。
- スキンケア化粧品
- メイクアップ化粧品
- ボディ化粧品
- ヘアケア化粧品
- UVケア化粧品
上記のように、一つのジャンルをさらに細かくジャンル分けして絞り、特定の情報を求めるユーザーへコンテンツを提供すると、読者からの信頼を得やすくなる上、商品を購入するきっかけを与えることもできます。
ロングテールキーワードで記事を書く
アフィリエイトに取り組むジャンルを決めると、最初は検索ボリュームの少ないロングテールキーワードで記事を書くことが重要です。
ロングテールキーワードは、月の検索数が1000未満と少ないのですが、特定のターゲットへ向けて情報発信をすることができるため、競合を避けて検索結果の上位表示を狙うことができます。
検索ボリュームが大きいほど競合性は高くなるので、最初は3語以上からなる検索ボリュームの少ないロングテールキーワードでコンテンツを提供すると、徐々にアクセス数を増やすことができるでしょう。
1年は稼げない前提で取り組む
ここまでお伝えした通りで、アフィリエイトはすぐに稼ぐことのできるビジネスではありません。
新規でブログやサイトを開設すると、収益化まで早くて3カ月、平均的には半年から1年はかかります。
完全な初心者の方であれば1年以上かかることもあり得るでしょう。
そのため、アフィリエイトを通じて収益化を目指すにしても、最初の1年は稼げない前提で取り組むことが重要です。
そうすることで、途中で挫折するリスクを抑えることができます。
アフィリエイトは稼げないからやめとけと言われている理由のまとめ
今回、アフィリエイトは稼げないからやめとけと言われている理由と収益化を目指す方法を紹介しました。
アフィリエイトは大きな収益を期待できる一方で、年を追うごとに収益を上げることが難しくなっています。
そのため、今からはやめとけと言う方もいるのですが、絶対に稼げないわけでもありません。
質の高いコンテンツを継続して読者へ提供することで、現在もアフィリエイトで稼いでいる人たちはいるからです。
ただし、必ずしも稼げるわけではないことも同様に理解しておく必要もあります。
以上のことを理解したうえで、アフィリエイトに興味がある場合は本記事を参考に挑戦してみてください。