「ブログで100記事書くと稼ぐことができる」
このような話を耳にしたことがあるかもしれません。
私がアフィリエイトを始めた当初、「100記事書けば普通に稼げる」と情報発信する人は多かったです。
なお、当時の私はその情報を鵜呑みにして倍の200記事以上を作成しましたが、結果は全く稼げませんでした。
今では稼げなかった理由を理解していますが、結論として単に100記事書いても稼ぐことはできません。
この記事では、ブログで100記事書くだけでは稼げない理由や対処法を紹介します。
ブログで100記事書くことが目標とされている理由
ブログを始めると、「まずは100記事を目標に書くこと!」や「1日1記事を継続せよ!」など、こうした情報を見聞きする機会もあるでしょう。
しかし、なぜ100記事を目標にするべきとの情報が出回っているのでしょうか。
その理由には、以下のようなものがあります。
- 継続力が身につく
- 実力が養われる
- 検索エンジンに評価されてくる
それぞれを解説していきます。
継続力が身につく
ブログで100記事書くためには、当然ながら継続して書き続ける必要があります。
しかし、ブログを始める人の大半は、継続して記事を書き続けることができません。
記事を書くことが面倒になったり、簡単に稼げないことから挫折してしまうのです。
そうした中、100記事を目標に書き続けることができれば、自然と継続力が身につきます。
ブログ運営で重要なのは継続することであり、100記事を目標にすることは継続力を身につける上で理にかなっているといえるでしょう。
実力が養われる
初めてブログ記事を書く際、文章の書き方に悩み時間ばかりが過ぎて苦労するものです。
ただ、記事を書き続けると文章を書く能力も向上してきます。
100記事を書くころには、読み手に理解しやすい形で効果的に文章を書くことができるようになるでしょう。
もちろん、何の試行錯誤もせずにただ記事を書き続けても、文章を書く能力が養われることはありません。
しかし、自分の書いた文章を見直しつつ試行錯誤を繰り返すことで、その実力も養われてきます。
つまり、100記事を目標に書こうと言われている理由には、文章能力の向上を目的とした意味が含まれています。
検索エンジンに評価されてくる
ブログの記事数を増やすメリットは、検索エンジンから評価されてユーザーの流入が増えてくることです。
ブログへのアクセスは検索による流入がほとんどであり、書いた記事が検索エンジンの検索結果ページで上位に表示されることで、アクセス数を伸ばすことができます。
しかし、記事数が少ないと検索エンジンの検索結果ページで上位に表示される記事数も限られてしまい、アクセス数を伸ばすことができません。
なお、ブログを開設してから検索エンジンに記事が認知されるには時間がかかり、早くて3カ月、平均的には半年から1年はかかります。
100記事に到達するころには検索エンジンにも認知されだすのですが、これが「まず100記事書こう」といわれている理由です。
ブログで100記事書いても稼げない理由
ブログで100記事書くように言われている理由には、上述でお伝えしたことが関係しています。
確かに、100記事を目標に書く意味はあるでしょう。
しかし、冒頭での話に戻りますが、単にブログで100記事書いたところで必ず稼げるわけではありません。
なお、アフィリエイト初心者の方に多いのですが、ブログで100記事を書いても稼げない要因には以下のようなものがあります。
- ユーザーが抱える問題の解決につながっていない
- 競争の激しいジャンルで取り組んでいる
- ブログの更新が目的となっている
ユーザーが抱える問題の解決につながっていない
ブログで収益を得るには、ユーザーが抱える悩みや疑問の解決につながる質の高いコンテンツを提供しなければいけません。
しかし、100記事を書いても稼げない人の多くは、ユーザーが抱える問題の解決につながるコンテンツを提供できていないのです。
例えば、アフィリエイトに関するブログを運営している場合、「アフィリエイトは独学でも稼げるのか」を知りたがっている人がいるのであれば、その情報を提供することで悩みや疑問を解決してもらうこともできるでしょう。
つまり、ブログで稼ごうと考えているのであれば、ユーザーが求めている情報を提供する必要があります。
なお、読者が求めている情報は何かを考える際には、キーワード選定をして記事を書くことが有効です。
競争の激しいジャンルで取り組んでいる
競争の激しすぎるジャンルでブログ記事を書いている場合は、質の高いコンテンツを100記事書いても収益を上げることは難しいでしょう。
例えば、「クレジットカード」「転職」「脱毛」「投資」などは大きく稼ぐことのできるジャンルです。
しかし、大きく稼げるからこそ古参のアフィリエイターや企業がすでに参入しており、検索エンジンの検索結果ページで上位を独占しています。
このとき、企業サイトのみが上位表示しているジャンルであればほぼ稼げません。
企業は多くの資金を投入しつつ、専属の人員も充ててサイトを運営しているので、サイトの成長スピードはものすごく速いです。
そのため、個人のブログ運営者では、質の高いコンテンツを100記事提供しても企業サイトに勝てる見込みが薄いのです。
なお、レッドオーシャンと呼ばれる競争の激しいジャンルへ参入すること自体に問題はありません。
その際、仮に需要の高いクレジットカードのブログを運営する場合は、「クレジットカード 学生 作り方」のように、特定の一人へ向けて情報を提供することが大切です。
全ての人に向けたクレジットカードの総合サイトを作ってしまうと、企業サイトがライバルとなるので稼ぐことはできないでしょう。
ブログの更新が目的となっている
「100記事書けば稼げる!」のように、記事数にこだわりすぎてしまうと、いつの間にかブログの更新が目的となってしまうことがあります。
「取り合えず100記事まで書き続けなければ!」と考え、質の低い記事を毎日量産してしまうのです。
残念ながら、これでは100記事どころか200記事、300記事とどれだけ記事数を増やしてもアクセス数は伸びず、稼ぐこともできないでしょう。
なお、過去には記事を量産するだけで稼ぐことができた時代もありました。
しかし、度重なるGoogleのコアアップデートにより、現在は質の低いコンテンツは検索結果に表示されにくくなっているのです。
そのため、ブログで稼ぐためにも、質重視で100記事を目標に書くことが重要です。
ブログで100記事を書く際に意識すること
ここでは、100記事を目標に稼ぐことのできるブログ運営をするためのポイントを紹介します。
コンテンツの質を高める
ブログで稼ぐにはコンテンツの質がとても重要です。
単に量をこなして100記事書くだけでは、情報不足で読者が離れてしまう可能性があります。
そこで、記事を書く前に読者が求める情報を調査し、高品質なコンテンツを提供する必要があるのです。
このとき、読者が理解しやすいように分かりやすく伝えることも大切です。
例えば、文章をわかりやすい表現で書くことはもちろん、画像やグラフなどを利用すると、読者に理解してもらいやすくなります。
キーワードを含めて記事を書く
100記事書く上で意識しておくことは、キーワードを網羅できるよう記事を作成することです。
初心者の方に多いのですが、キーワードを意識せずに記事を書いてしまう人もいます。
キーワードはSEOと深く関係し、キーワードを無視して記事を作成すると検索エンジンから評価されづらくなり、上位表示されずアクセス数を増やすこともできません。
そのため、SEO対策の一環として、上位表示させたいキーワードを含めて記事を作成することが重要です。
なお、検索結果で上位表示させたいキーワードの選定方法ですが、「ラッコキーワード」を活用すると、SEO関連のキーワードを調べることができます。
例えば、あなたが「大学生向けのクレジットカード」の記事を作成したいと考えたとき、「クレジットカード 大学生」と入力して検索すると、以下のように関連するキーワードを取得することができます。
表示されるキーワードは、GoogleやYahoo!などで実際にユーザーが検索しているキーワードであり、これらのキーワードを網羅して100記事を目指し書くと、安定的に稼ぐこともできるでしょう。
ただし、ブログを開設してそれほど月日が経過していない場合は、「クレジットカード 大学生 作り方」のように、3語以上を組み合わせたキーワードから選ぶことがベスト。
また、検索ボリュームが「10~100」程度のキーワードを選定しつつ、「100~1000」「1000~1万」と、徐々に検索ボリュームの高いキーワードで記事を書くと、SEO対策が意識された100記事に到達することができます。
なお、キーワードプランナーやaramakijake.jp(アラマキジャケ)を活用すると、検索ボリュームを調べることができます。
紹介する商品は絞る
SEO関連のキーワードを含めて質の高いコンテンツの提供を心掛けると、100記事に到達するころには安定的に稼ぐことのできるブログに育っていることが期待できます。
ただし、アフィリエイトするサービスや商品においては、一つに絞り読者へ紹介するようにしましょう。
初心者の方の中には、大きく稼ぎたいとの理由であれもこれもと読者へサービスや商品を紹介する人もいるのですが、購入してもらえない確率が高くなってしまいます。
例えば、大学生向けクレジットカードのブログを運営していると仮定し、以下のように様々なクレジットカードを読者におすすめしてしまうと、収益を上げることは難しいです。
- 大学1年生はこのクレジットカードがおすすめです
- 大学2年生になるとこっちのクレジットカードに変えるのもありです
- 社会人からはこのクレジットにしましょう
このように、様々なクレジットカードを勧めると、「結局どれがいいの?」と読者が悩んでしまい、結果としてカードを発行してもらえずブログから離脱されてしまうのです。
要するに、特定のターゲットが求めるサービスや商品に絞り紹介するように100記事を目指すと、意図する内容を的確に伝えることができて購入するきっかけを与えることができます。
ブログで継続的に100記事書くためのコツ
ブログで100記事を書くには、当然ながら継続して書き続ける必要があります。
しかし、継続して記事を書くことはとても大変であり、モチベーションの低下から途中で挫折しやめてしまう人も少なくありません。
例えば、「誰も読みに来てくれない…」「全く稼げない…」「書き続けるのが疲れた…」などで挫折し、100記事に到達する前にやめてしまうのです。
私も何回か挫折しそうになる経験をしましたが、やはり継続しなければ収益を得ることはできません。
そこで、挫折を防ぎ、100記事まで書き続けるためのコツを紹介します。
焦って1日で完成させようとしない
100記事を目標に書くとき、1日1記事書いても100日かかる計算です。
当然ながら、書くペースが遅ければ遅いほど目標記事数への到達まで時間がかかるので、中には焦って無理やり1日で完成させ投稿する人も少なくありません。
ただ、無理やり仕上げた記事はどうしても低品質なコンテンツとなりやすいので、これはこれで問題です。
上述でもお伝えしましたが、質の低い記事をどれだけ量産しても検索結果で上位に表示されません。
そのため、1日で記事を完成させることにこだわりすぎないよう、時間をかけてでも質の高い情報をまとめて更新することが重要です。
そもそも企業から委託でもされていない限り、ブログの更新にノルマや期日はないので、焦って毎日投稿する必要もありません。
1日1記事でも、1週間に1記事でも継続できていれば問題なく、早くブログを更新すれば評価されやすいなんてこともないです。
重要なことは、質の高い100記事を目指して継続的に書くことです。
完璧にこだわらない
質の高い100記事を目指すことは重要ですが、完璧にこだわりすぎるべきでもありません。
例えば、学問の研究成果のように、十分な仮説や検証をもとに主張や証明を行う記事を作成するかのように質へこだわると、かえっていつまで経ってもブログを更新できません。
もちろん、質の高い記事を作成することはとても大切なことです。
なお、私も完璧な記事の作成を目指していた時期があり、1記事投稿するのに1ヶ月も費やしたこともありました。
世間一般的に言う、「完璧主義者」になっていたわけです。
しかし、記事を発信しなければ誰にもあなたのブログは気付いてもらえませんし、現実的な話、世の中に完璧などは存在しません。
昨日までは正しい情報であったとしても、次の日には新たな情報に変わっていることは日常茶飯事です。
そのため、1記事の完成度は6~7割程を目途に投稿するようにしてみてください。
投稿した記事はいつでも書き直して更新ができるので、情報が古くなるたびに書き直しさえすれば問題ありません。
1年はアクセス数が伸びず稼げないことを理解しておく
記事数が増えていくにつれて気が付く人も多いのですが、最初はどれだけ記事を更新してもアクセス数はほとんど伸びません。
これは、Googleの検索エンジンに登録されるまで時間がかかるからです。
初心者の方によくある勘違いなのですが、記事を投稿してもすぐに検索結果で表示されるわけではないのです。
仮に投稿した記事がすぐに検索結果で反映されてしまうと、誰かが記事を更新する度に情報が即座に入れ替わって大変なことになります。
しかし、こうした技術的な理由に気付かずに嫌気がさし、途中で挫折し辞めてしまう人も多いのです。
なお、投稿した記事が検索結果の順位に表示されるまで、新しいブログであれば早くて3カ月、平均的には半年から1年はかかります。
そのため、アクセス数が伸びだして利益が発生するまでには、最低でも半年から1年はかかることを心に留めておいてください。
まとめ:ブログは良質な100記事を提供すると稼げる
今回は、ブログで100記事書くだけでは稼げない理由や対処法を紹介しました。
ここまでにお伝えした通りで、ブログは単に100記事を書くだけでは稼ぐことはできません。
検索結果で上位表示されるようにキーワードなどのSEO対策を行ったり、読者が求める情報を調査して質の高いコンテンツを提供するなど、様々な試行錯誤を行い取り組む必要があります。
このような取り組みのもと、100記事を目指してブログ運営をすると、いずれは大きく稼ぐこともできるでしょう。
そのためには、本記事を参考に100記事を目指して頑張ってみてください。