FX初心者が知っておきたいロットの仕組みを解説

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    どうも、音無です。

    FX取引をする際、ロット(Lot)について疑問を持つ初心者の方は多いようです。

    例えば、「1ロットはいくら?」「どれくらいのロット数がいいの?」「そもそもロットってなに?」などの疑問です。

    FXの取引自体はそれほど悩むことはありません。

    しかし、ロットについて理解しておかなければ、利益を得るどころか大きな含み損を抱え、FXの世界から退場することも考えられます。

    そこで今回は、FX初心者が知っておきたいロットの仕組みについて解説していきます。

    目次

    FXのロットとは

    FXにおけるロットとは、「取引量の単位」のことを指します。

    FXは、ロット数を上げたり下げたりすることで、取引数量を決めることができます。

    少々見づらいですが、上記画像はMT4/MT5の取引ツールの注文画面です。

    FX会社によって取引ツールは異なりますが、基本的に注文画面に「Lot」や「数量」と表記されています。

    このとき、考えなしにロット数を上げるのはリスクが高くなるので注意が必要です。

    ロット数を上げると大きな利益を得る期待を持てますが、同様に損失のリスクも高くなります。

    一方、ロット数を下げると期待できる収益は小さくなるものの、損失も小さくなるのでリスクの少ない取引が可能です。

    なお、FX会社によっては、1000通貨や1万通貨を1ロットとしていることもあります。

    1ロットはいくら?

    上述の通りで、FX会社によって異なるとはいえ、国内では1000通貨や1万通貨を1ロットに設定していることが多いです。

    このとき、FX初心者の中には「1ロットはいくら?」と疑問に思われるのですが、この答えは「通貨ペア」と「為替レート」によって異なります。

    例えば、1ドル=100円のときに米ドル/円を1ロット(1万通貨)で取引する場合、以下のように計算をします。

    1ロット=1万ドル×100円=100万円

    計算すると、100万円の結果となりましたが、1ドル=100円のときに1ロット(1万通貨)で米ドル/円の取引をすると、日本円で100万円分の取引をしていることになるわけです。

    なお、1ドル=100円のときに米ドル/円を1ロット(1000通貨)で取引すると、「1ロット=1000ドル×100円=10万円」となり、日本円で10万円分の取引をしていることになります。

    代表的な各通貨ペアの取引単位(1ロット=1万通貨)

    通貨ペア1ロット(1万通貨)
    米ドル/円1万米ドル
    ユーロ/円1万ユーロ
    ポンド/円1万ポンド
    豪ドル/円1万豪ドル
    ニュージーランド/円1万NZドル
    カナダドル/円1万カナダドル

    上述では、米ドル/円の通貨ペアで1ロットがいくらになるのかを計算しました。

    このとき、通貨ペアごとに1ロットに対する最低取引量は変わるのですが、代表的な通貨ペアの最低取引量を表にしたので参考にしてみてください。

    なお、1ロット=1万通貨で表しています。

    FXのロットとレバレッジの関係

    ロットは取引量の単位のことを指すわけですが、このときFX初心者の方は「レバレッジ」との関係について誤解する傾向にあります。

    私もFXを始めた当初は、ロットとレバレッジの関係がよく分からず疑問に思っていました。

    また、「レバレッジの設定はどうやってするの?」と悩んでもいましたね。

    これは、FXを始めたばかりの多くの初心者が悩む問題の一つで、実のところレバレッジの倍率は直接変更することができません。

    しかし、レバレッジの倍率を低くしたい場合は、「ロット(取引量の単位)」と「FX会社に預ける資金の額」で調整することは可能です。

    【レバレッジの計算式】
    ロット(取引量の単位)÷FX会社に預ける資金=レバレッジ

    例えば、レバレッジはFX会社に預けた資金以上の金額で取引できる仕組みのことを指し、国内では最大25倍までと定められています。

    このとき、10万円の資金で1ドル=100円のときに1万通貨(1万ドル=100万円)の取引をすると、以下のようになります。

    100万円(1万通貨=1ロット)÷10万円(FX会社に預けた資金)=10

    計算した結果、現在のレバレッジは10倍だと判断できます。

    このように、直接レバレッジの倍率を調整することはできませんが、取引数量に対してFX会社に預けた初期資金で計算すると、レバレッジの倍率を決めることは可能です。

    詳しくは、以下の記事でも解説していますので、あわせて参考にしてみてください。

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    1ロットにおける1pipあたりの損益

    変動pips1000通貨
    (0.1ロット)
    1万通貨
    (1ロット)
    10万通貨
    (10ロット)
    1pip10円100円1,000円
    10pips100円1,000円10,000円
    100pips1,000円10,000円100,000円
    1000pips10,000円100,000円1,000,000円

    1ロットの取引において、1pipの変動でどれくらいの損益が発生するのかを理解しておくことはとても大切です。

    もし、誤ったロット数でエントリーしてしまうと、思惑と違う値動きで含み損を抱えたとき、大きな損失を被ることにつながりかねません。

    例えば、0.1ロットを1000通貨、1ロットを1万通貨として米ドル/円を取引した場合、1pipの変動で上記表に記載する損益が発生します。

    なお、1pip=0.01円として計算をしています。

    ロット数を増やすほど大きな利益を期待きますが、損失も一緒に大きくなるのでよく考えてエントリーすることが大切です。

    FX初心者が適切なロット数を決める方法

    FX初心者が取引を行う際、ロット数はどれくらいにした方が良いのかと悩むことがあるかもしんれません。

    ロット数の決め方ですが、FX会社に預ける資金(証拠金)と1ロットの最低取引量、そしてレバレッジによって異なります。

    なお、国内FXのレバレッジは、最大25倍までと定められているのですが、初心者はレバレッジを3倍以下にして取引する方が良いと言われています。

    例えば、レバレッジ3倍で米ドル/円を1ロット=1万通貨で取引する際、為替レートが1ドル=100円である場合は以下の通りです。

    100円(レート)×1ロット(1万通貨)÷3(レバレッジ)=333,333円

    レバレッジ3倍で、1ロット=1万通貨を取引する場合は、約33万円の資金をFX会社に預けることで取引できるようになります。

    もちろん、1ロットを1000通貨に設定しているFX会社を利用すれば、同じレバレッジが3倍でも約3万3千円の資金で取引できます。

    つまり、1ドル=100円のときに米ドル/円をレバレッジ3倍で取引する場合、0.1ロット(1000通貨)なら約3万3千円、1ロット(1万通貨)なら約33万円の資金が必要です。

    このように、用意する資金と1ロットの最低取引量、そしてレバレッジから考えるとロット数を決めることができるようになります。

    なお、小額で取引したい場合は海外FX会社を利用すると、500倍、1000倍、3000倍のレバレッジをかけることも可能です。

    まとめ:FX初心者は低めのロット数から始めて経験を積む

    今回は、FX初心者が知っておきたいロットの仕組みについて解説しました。

    FX初心者が取引をするとき、1ロット=1000通貨あるいは1万通貨から始める方が無難です。

    1万通貨のポジションを持った場合、1円(100pips)逆に動いても1万円の損失で済みますし、1000通貨であれば1,000円の損失です。

    無理にロット数を上げるとリスクは高くなりますが、少なくとも1000通貨や1万通貨で取引を重ねれば、リスクを抑えて経験を積むことができます。

    FX初心者の方は、最初から利益を狙うより損失の抑え方を学ぶ方が大切なので、まずは1000通貨や1万通貨から取引することを意識して経験を積むようにしてみてください。

    それでは、今回はこれで以上です。

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