アフィリエイトブログに取り組むとき、Googleアドセンス広告の申請をする人は少なくありません。
特に、初心者の方に多い傾向があります。
なお、無事に審査を通過すると、SNSを通して「アドセンス通過した!」や「やっとアドセンス合格!」などと、報告するブログ初心者の方もとても多いです。
アドセンスの合格に限らず、何か良いことがあると、ついつい報告したくなるのはよくわかります。
私もアフィリエイトを始めたばかりの初心者の頃、5記事ほどでGoogleアドセンスの審査を1回で通過したので、SNSやブログを通して嬉しさを表現していました。
しかし、ここで注意するべきことは、アドセンス狩りのターゲットにならないように対策をしておくことです。
アドセンス狩りの被害に遭うと、アドセンス広告が停止したり、アカウントが永久無効となることもあります。
ただ、どのようにアドセンス狩り対策を行えばいいのかと悩まれるかもしれません。
そこで今回は、アドセンス狩り対策に有効なプラグインを紹介します。
確認対策や注意点なども解説しているので、ブログ運営の参考にしてみてください。
アドセンス狩りとは?
アドセンス狩りとは、特定のユーザーがブログやサイト運営者のGoogleアドセンスのアカウントを停止、もしくは剥奪に追い込む行為のことです。
あなたのブログでたとえると、Googleアドセンスに合格して記事内に広告を貼り付けるも、アクセスしてきた特定のユーザーが同じ広告を何回も連続でクリック。
そして、Googleアドセンスのアカウント停止や剥奪に追い込むのです。
つまり、特定のユーザーに何回もアドセンス広告がクリックされてしまうと、Googleは不正クリックと判断し、アカウントの停止や剥奪の措置をとります。
なお、Googleのアドセンスポリシーでは、以下のように定められています。
パブリッシャー様がご自身の広告をクリックしたり、手動または他の方法で表示回数やクリック数を作為的に増やしたりすることは禁止されています。
引用:Google AdSenseヘルプ「無効なクリックとインプレッション」
自分でアドセンス広告をクリックし続けることはもちろん、第三者が何回もクリックする行為も禁止しています。
ブログ初心者と人気ブロガーはアドセンス狩りのターゲットになりやすい
アドセンス狩りの被害に遭いやすい人の多くは、ブログ初心者と人気ブロガーです。
例えば、SNSを見ていると、「Googleアドセンスに合格しました!」とツイートしているブログ初心者の方は意外とたくさんいます。
最近は、アドセンス審査が通りにくくなっているので、無事に合格すると嬉しさのあまりSNSを通して報告してしまうのかもしれません。
私もアフィリエイトの初心者であった頃、同じように嬉しさのあまり、SNSやブログを通してアドセンスの合格を報告していました。
しかし、そうした事実を許せないと思うユーザーもいるのです。
- 自分は何回申請しても通らないのに…
- なぜ後から始めた初心者が合格するんだ…
- 私は30記事以上書いてるのに、たった5記事程度で通過するとか意味不明…
このように、アドセンスの申請をしても通らない人が、合格したブログ初心者に対し悪意を抱くことがあります。
そして、アドセンス広告を何回もクリックして、アカウントの停止や剥奪へ追い込もうとするのです。
そのため、個人的にはSNSを通してアドセンスが合格したツイートをすることはおすすめしません。
なお、人気ブロガーも妬まれやすいので、特定のユーザーからアドセンス広告を何回もクリックされることがあります。
そのため、アドセンス狩りの被害に遭わないように対策しておくことが重要です。
アフィリエイト初心者の頃にアドセンス狩りで8カ月もブログ広告が停止
私もアフィリエイトの初心者の頃、SNSやブログを通してGoogleアドセンスが合格した事実を、報告したことがあることは紹介しました。
その関係からか、アドセンスが通過して何日か経過した頃、突然広告が表示されなくなったのです。
結論から言うと、アドセンス狩りの被害に遭っていました。
ただし、当時の私はアドセンス狩りの事実を知らず、なぜ広告が停止したのか訳が分からなくて悩む始末。
そして、何気なくメールを確認すると、Google AdSenseからメールが届いており、広告が停止された事実を知ったのです。
お客様
引用:Google AdSense「お客様のAdSenseアカウントでの広告配信を制限しました」メールより
先日、お客様の AdSense アカウントで無効なトラフィックが検出されました。Google ではこの事態を受け、お客様のアカウントでの広告配信を制限いたしました。今後もお客様のサイトのトラフィックは継続的にモニタリングされ、配信制限は Google 側で自動的に見直しおよび更新されます。
この措置が取られた理由
お客様のアカウントにおいて、不正に広告収益をあげる目的と思われる無効なトラフィックが検出されました。ご存知のように、無効なトラフィックは AdSense プログラム ポリシーで固く禁止されています。Google 広告は純粋な興味を抱いたユーザーによってクリックされるものでなければならず、他のユーザーに広告のクリックを依頼することは禁止されています。こうした禁止事項には、サイトのサポートをユーザーに依頼する行為、広告を表示したユーザーに報酬を提供する行為、そうした行為を行う第三者に対して資金提供を約束する行為などが含まれます。さらに、自分の広告をクリックする行為、自動クリックツールやトラフィック ソース、ロボットといった不正な行為を行うソフトウェアを使用することも禁止されています。
不正と判断された行為について詳しい情報をご希望の場合も、そうした情報が Google 独自の検出システムを迂回する目的で使われる可能性があるため、無効な操作に関わった可能性があるユーザーの情報を含め、具体的なアカウント アクティビティに関する情報をサイト運営者様に提供することはできませんのでご了承ください。
なお、今後お客様のアカウントで AdSense プログラム ポリシーの違反が確認された場合、さらなる強制措置が取られるか、アカウントが永久的に無効となることがあります。
対処方法
現在のところ、お客様のアカウントへのアクセスは制限されておりませんので、アカウント単位のこの問題につきましてはポリシー センターで詳細をご確認いただけます。通常、この広告配信の制限がお客様に影響を与える期間は 30 日未満ですが、それ以上となる場合もあります。お客様の広告トラフィックが AdSense プログラム ポリシーに準拠するよう、お早めのご対応をおすすめいたします。何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
よろしくお願いいたします。
Google AdSense チーム
アドセンスの広告が停止されると、上記のような内容でGoogle AdSenseからメールが届きます。
なお、基本的には1カ月ほどで停止措置は解除されるそうですが、私の場合は8カ月も停止措置がとられました。
どうも悪意のあるユーザーが、停止解除されたすぐにブログへアクセスし、再び連続でアドセンス広告をクリックしていたようです。
今でこそアドセンス狩りの対策はしていますが、当時はどうすれば良いのか分からず本当に大変でした。
このような特殊志向の人もいるため、しっかりアドセンス狩り対策を講じて自分のブログを守ることが重要です。
アドセンス狩りはプラグインを導入して対策
前述の通りで、Googleアドセンスへ合格したとしても、アドセンス狩りの被害に遭う可能性があります。
そのため、アドセンス狩りに対する対策を講じておかなければいけません。
具体的には、「Ad Invalid Click Protector (AICP)」のプラグインを導入してアドセンス狩り対策を行います。
詳しい導入方法については、以下で説明をしていきます。
Ad Invalid Click Protector (AICP)をインストール・有効化
まず最初に、左側のメニューバーから「プラグイン」を選択して「新規追加」をクリックします。
プラグインの画面が表示されるので、右上の入力欄に「Ad Invalid Click Protector (AICP)」と入力して検索。
Ad Invalid Click Protector (AICP)のプラグインが表示されたら、「今すぐインストール」をクリックし、その後に「有効化」をクリックすると完了です。
Ad Invalid Click Protector (AICP)の設定
次に、左側のメニューバーから「AdSense Invalid Click Protector」を選択。
設定画面に切り替わるので、各数字の箇所だけを設定します。
上記画像の意味については以下の通りです。
項目 | 意味 |
---|---|
Set the Ad Click Limit | 広告クリック数 ※デフォルト3回 |
Click Counter Cooke Expiration Time (default: 3 hours) | 連続クリックできる上限時間 ※デフォルト3時間 |
Set the Visitor Ban Duration (default: 7 days) | 連続クリックしたユーザーへの 広告停止期間 ※デフォルト7日間 |
上記のデフォルト設定を簡単に説明すると、「同じユーザーが3時間以内に3回アドセンス広告をクリックすると、7日間広告を表示しません」と言うことです。
完全にアドセンス狩りを防げるわけではありませんが、Ad Invalid Click Protector (AICP)のプラグインを導入しておく価値はあるといえるでしょう。
Google AdSenseを確認することもアドセンス狩り対策となる
アドセンス狩り対策は、プラグインだけに頼るのはおすすめできません。
プラグインを導入して、日々Googleアドセンスの管理画面を確認することも重要です。
具体的な確認方法は、以下で説明していきます。
定期的にアドセンスの管理画面を確認する
Googleアドセンスの管理画面にログインすると、ホームでアドセンス広告の掲載結果を確認することができます。
このとき、クリック率に異常がないかどうかを定期的に確認することが大切です。
例えば、上記画像の掲載結果に表示されている各項目を確認し、異常な数値が検出されていないかを判断します。
異常があれば、全体的に数値がものすごく高くなるので判断しやすいと思います。
異常があればすぐにGoogleへ報告する
もし、異常な数値を確認することができた場合は、自分でアドセンス広告をクリックしていない事実を報告することが大切です。
仮に放置するとアドセンスの停止措置をとられる可能性が高いため、「無効なクリックの連絡フォーム」より異常があったことを報告するようにしてください。
なお、連絡しても基本的に返事は届かないので、何回も連絡メールを送る必要はありません。
まとめ:ブログアフィリエイトのアドセンス狩りはプラグインで対策
今回は、アドセンス狩り対策に有効なプラグインとその他情報を紹介しました。
苦労をしてアドセンスに合格したとしても、時としてアドセンス狩りの被害に遭うことがあります。
アドセンス狩り遭えばアカウントが停止、もしくは凍結の措置が取られるため、事前に対策をしておくことが重要です。
具体的には本記事でお伝えした通りで、アドセンス狩り対策でプラグインを導入しつつ、アドセンスの管理画面で数値に異常がないかを確認するようにします。
そうすることで、アドセンス狩りの被害を極力抑えることができるはずです。