どうも、音無です。
FX取引をする際、スキャルピングの手法をメインにトレードするFXトレーダーはとてもたくさんいます。
約10pips以下の利益を狙い、数秒から数分の間に注文と決済を繰り返す手法で、特にFX初心者には人気があるようです。
例えば、有名なFXトレーダーの動画を見て、「スキャルピングならできそう!」と考えする人が多いとのこと。
実は私も、FXを始めた当初は、スキャルピングをメインに取引していたので気持ちはわかります。
こうした中で、日本人トレーダーからも人気を集める海外FX業者のXMで、スキャルピングによる取引をしたいと考える人が意外と多いです。
一方で、「XMはスキャルピングが禁止されていない?」「XMはスキャルピングに適している?」と、疑問に思う人も少なくありません。
結論から言うと、XMはスキャルピングを禁止していませんが、適しているとは正直言いにくいところです。
そこで今回は、XMでのスキャルピングについてご紹介します。
XMはスキャルピングを禁止していない
冒頭でもお伝えしましたが、海外FX業者のXMでは、スキャルピングの手法を禁止していません。
もちろん、口座を凍結されたり出金拒否をされることもないので安心です。
なお、スキャルピングについては、XM公式サイト「カテゴリー別よくあるご質問」の、「取引口座」の項目で確認できます。
それに比べ、国内FX業者の多くはスキャルピングについて、禁止と明記をしてはいませんが、「短時間での注文を繰り返し行う行為」を禁止事項としていることがあるためしない方が無難です。
ちなみに、どのような行為が「短時間での注文を繰り返し行う行為」に該当するのかは不明であり、なおかつ該当すると口座が凍結する恐れがあるので危険です。
実際に、ネットで国内FX業者のスキャルピングについて検索すると、「口座を凍結された!」との書き込みがちらほら確認できます。
一方、XMでは公式でスキャルピングを認めていますので、問題なく安心して取引することができます。
XMはスプレッドが広めでスキャルピングが適しているとは言い難い
通貨ペア | XM スタンダード・マイクロ | 国内FX |
---|---|---|
米ドル/円(USD/JPY) | 1.6pips | 0.2pips |
ユーロ/円(EUR/JPY) | 2.3pips | 0.5pips |
ポンド/円(GBP/JPY) | 3.6pips | 1.0pips |
上述の通りで、XMはスキャルピングを禁止していませんので安心して取引できます。
しかし、XMはスキャルピングに適しているかと言えば、正直難しいところです。
その理由は、「XMはスプレッドが広い」からです。
例えば、XMのスタンダード・マイクロ口座と国内FX業者において、メジャーな通貨ペアの平均的なスプレッドは上記表の通りとなります。
スキャルピングOKな、国内FX業者とXMのスプレッドを確認すると、明らかにXMのスプレッドが広めに設定されていることがわかります。
スプレッドはFXトレーダーにとって手数料となるので、できるだけ狭い方が有利です。
特に、スキャルピングは短時間で注文と決済を繰り返す手法なので、1回取引する度にスプレッドの手数料が発生しては、正直効率はよくありません。
もし、XMで米ドル/円の通貨ペアを1日10回スキャルピングをする場合、合計で16pipsの手数料が毎日発生します。
一方で、国内FXであれば同じ米ドル/円の通貨ペアでも、10回で2pipsの手数料で済みます。
そのため、効率面で言えばXMでのスキャルピングの取引は、適しているとは言い難いところです。
ゴールドであればXMでスキャルピングをする価値はある
貴金属 | スプレッド |
---|---|
ゴールド | 3.5pips |
「XMはスキャルピングを禁止していないけど、スプレッドが広めなのでやめた方がいいのかな…。」
ここまでの内容を整理すると、このように考えられているかもしれません。
しかし、取引する銘柄によってはスプレッドが広めのXMでも、スキャルピングで大きな利益を積み重ねることは可能です。
例えば、貴金属の「ゴールド」は平均スプレッドが3.5pipsなのですが、ボラティリティ(値動きの変動率)が高いため、1回の取引で10pips以上の利益を狙いやすいと言えます。
わずか1分の間で、50pipsを超える値動きもざらにあるので、うまく値動きを見極めることができれば、大きな収益を生むことはできます。
なお、ゴールドのボラティリティが高くなる時間帯は、基本的に21時~24時です。
ただし、ゴールドはボラティリティが高く大きな利益を狙えますが、反対に大きな損失を被る可能性もあるので注意が必要です。
ちなみに、私はゴールドでスキャルピングを何度か経験していますが、FXの初心者には難易度が高いかもしれません。
ですが、FXに熟知したトレーダーであれば、ゴールドでもスキャルピングで、利益を積み重ねることも可能ではあると言えます。

XMでのスキャルピングのまとめ
今回は、XMのスキャルピングについてご紹介しました。
XMでは、スキャルピングが禁止されていないため、どの通貨ペアや商品でも安心して取引することができます。
しかし、XMはスプレッドが広く設定されているので、短時間で売買を繰り返すスキャルピングの手法は、あまり適しているとは言い難いところです。
ですが、ゴールドなどのボラティリティが高い銘柄であれば、広いスプレッドもさほど気にすることなく、スキャルピングができると言えます。
ただし、このとき注意しておくべきことは、ボラティリティが高い銘柄は大きな利益を狙える一方で、多大な損失を被るリスクもあるということです。
以上のことを理解した上で、XMでスキャルピングを行ってみてください。
それでは、今回はこれで以上です。
