どうも、音無です。
経済指標の発表後ですが、相場が瞬間的に大きく動く傾向にあります。
例えば、雇用統計が発表されると5分間で50pips動くこともあるため、タイミングを見計らいトレードするFXトレーダーは少なくありません。
なお、経済指標の発表後は相場が急激に動くことから、FX会社によっては禁止している場合もあります。
禁止理由の一つが、サーバーに大きな負担がかかるためです。
このとき、「XMは経済指標時の取引を禁止してる?」と疑問に思われる人は意外と多いとのこと。
結論から言うと、XMは経済指標時の取引を禁止していません。
ただし、注意点もありますので、本記事で詳しく解説していきます。
XMでは経済指標の取引を禁止していない
冒頭でもお伝えしましたが、XMでは経済指標時の取引を禁止していません。
これについては、XMの公式サイトを確認すると、「ニュース発表時の取引は可能」と明記しています。
そのため、経済指標時であってもXMであれば安心して取引できるわけです。
スキャルピングも禁止していない
「経済指標時に取引できたとしても、長くポジションを保有するのはリスクが高い…。」
このように、悩まれているかもしれません。
確かに、経済指標の発表後は相場が大きく動くとはいえ、安定した値動きでないことも多いので、ポジションを保有し続けるのはリスクが大きいもの。
そうなると、経済指標時に取引するのであれば、必然的にスキャルピングをせざるを得ません。
スキャルピングは、数秒から数分のうちに注文と決済をする取引手法ですが、これもFX会社によって禁止されています。
スキャルピングはサーバーに大きな負担を与えやすいので、禁止しているFX会社もあるのです。
しかし、XMではスキャルピングを禁止していないため、経済指標時でも行うことはできます。
XM公式サイトで経済指標のカレンダーを確認できる

XMで、経済指標時に取引できることが分かっても、いつ発表されるのかを知らなければ取引できません。
このときに役立つのが、XMの公式サイトで掲載している「経済指標カレンダー」です。
XM公式サイトのトップページから、「FXを学ぶ⇒経済指標カレンダー」の順にクリックすると、各国の経済発表日時や重要性を確認することができます。
経済発表の日時や重要性を、簡単に確認できるため、うまく活用すると大きな利益を狙うことができます。
XMで経済指標の取引をする際に注意しておくべきこと

XMで、経済指標時の取引をすることは可能ですが、事前に注意しておきたいポイントがありますので、以下でご紹介をしていきます。
スプレッドが広くなる
XMに限ったことではありませんが、経済指標が発表されるとスプレッドは大きく広がります。
例えば、XMの米ドル/円に対する平均スプレッドは1.6pipsなのですが、経済指標時は3pipsを超えることもあるのです。
スプレッドは、FXトレーダーにとって手数料となるため、広ければ広いほど不利となります。
なお、XMは経済指標時でもスプレッドは狭い方ですが、指標の内容自体で大きく広がる可能性があることを、事前に理解しておくことが大切です。
スリッページがある
経済指標時は、急激に値動きが荒くなるため、注文した価格と約定した価格が異なるリスクが高いです。
こうした現象を、スリッページというのですが、約定力の低いFX会社ほど異なる価格で約定してしまうので、大きな損失を被ることも少なくありません。
場合によっては、約定拒否をされることもあります。
なお、XMでは全注文の99.35%は1秒以内で約定され、約定拒否も通常取引においてはないです。
ただし、経済指標時においては、XMでもスリッページや約定拒否は起こりやすくなります。
そのため、あまりにも値動きが荒い場合は、スリッページと約定拒否が起こる可能性があることを理解してくことが大切です。
値動きが安定せずロスカットの恐れがある
経済指標の発表直後は相場が急激に動きやすく、また値動きも安定しにくい傾向にあります。
例えば、価格が上昇したためエントリーするも、すぐに下落に転じて大きな含み損を抱えることも少なくありません。
要するに、上昇すると見せかけてすぐに下落に転ずる「ダマシ」ですね。
なお、小額で取引していると、証拠金不足で強制的にロスカットされるリスクも高まります。
そのため、経済指標時に取引するにしても、余裕ある資金量とロット数でトレードすることが大切です。
経済指標時のみに狙いを定めたハイレバレッジ取引は禁止
XMでは、経済指標時に取引できると明記していますが、実のところ注意点もあります。
具体的には、経済指標時だけを狙ったハイレバレッジ取引は禁止しているのです。
なぜなら、XMでは「ゼロカットシステム」を導入しているからですね。
ゼロカットシステムとは、トレーダーが証拠金を超える損失を被った際に、そのマイナス分を業者が肩代わりしてゼロへリセットするものです。
つまり、本来であれば追証が発生すると、マイナス分の資金を入金しなければいけませんが、ゼロカットシステムを利用すると入金する必要がありません。
このゼロカットシステムを逆手にとり、経済指標時のみ小額の資金で限界ギリギリのハイレバレッジで取引されると、仮にトレーダーが大きな損失を被っても、XMがそのマイナス分を肩代わりする必要が発生します。
要約すると、トレーダーにとってはローリスク・ハイリターンな取引ですが、XMにとってはリスクしかないため、経済指標時のみを狙ったハイレバレッジ取引を禁止しているわけです。
この他にも、XMでは禁止している取引がありますので、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。

XMで利益を狙える経済指標とは

XMで、経済指標時に取引できることは理解していただけたと思いますが、経済指標が発表されると必ず相場が動くわけではありません。
中には相場にほとんど影響しない指標もあるので、大きく値動きする可能性のある経済指標を、事前にピックアップしておくことが大切です。
そこで、相場への影響力が高い経済指標を3つご紹介します。
米国雇用統計
発表国 | アメリカ |
発表時期 | 原則、第一金曜日 |
発表時間 | 夏時間:21:30 冬時間:22:30 |
FXトレーダーであれば、ほとんどの人が知っている米国の雇用統計です。
発表される指標の中でも、「失業率」と「非農業部門雇用者数」が特に重視されており、結果次第で相場は大きく動きます。
例えば、米国雇用統計は発表前に「予想値」が発表されるのですが、この予想値と大きく乖離していた場合は相場が大きく動きやすいです。
予想値より良い結果の場合は上昇傾向にありますし、反対に悪ければ下落することもあります。
なお、事前に予想されていた値との乖離を注視している傾向にあるので、こうしたことを知っておくと、大きな利益を得られることもあります。
FOMC(連邦公開市場委員会)
発表国 | アメリカ |
発表時期 | 年に8回 |
FOMCは、米国の金融政策を決定する会合のことです。
年に8回開催されるのですが、現在の景気状況と政策金利の上げ下げや方針が発表されます。
なお、政策金利や声明文の内容に変更があった場合に、相場は大きく動く傾向にあります。
ISM製造業景況指数
発表国 | アメリカ |
発表時期 | 第一営業日 |
発表時間 | 夏時間:23:00 冬時間:24:00 |
ISM製造業景況指数は、毎月第一営業日に発表される、米国の景気先行指数として注目されています。
具体的には、300社以上の製造業の受注・生産・価格などについてアンケートを実施し、その結果を発表したものです。
アンケート内容は、「良くなっている」「同じ」「悪くなっている」の3択で回答。
回答内容を集計し、50%を上回ると景気拡大、50%を下回ると景気後退と示されます。
要約すると、景気拡大の結果であれば相場は上昇しやすく、景気後退であれば下落しやすいということです。
XMで禁止された行為を避けて経済指標時に取引をしよう
今回は、XMにおける経済指標の取引について解説をしました。
XMは、経済指標の取引を禁止していないため、利益の没収や口座凍結のペナルティを恐れる必要もなく、安心して取引することができます。
しかし、経済指標の発表時はスプレッドが広がったり、スリッページの発生やロスカットするリスクも高まるので注意が必要です。
なお、経済指標時だけを狙ったハイレバレッジ取引は禁止しているため、この点は注意して取引しなければいけません。
以上のこと理解した上で、経済指標時にエントリーして利益を狙ってみてください。
それでは、今回はこれで以上です。
