どうも、音無です。
FX取引をするときですが、基本的には「買い」か「売り」のどちらかでポジションを建て利益を狙います。
このとき、「両建て」の手法で利益を狙うFXトレーダーも意外と多いです。
しかし、FX業者によっては両建てを禁止しているので、知らずしてポジションを建てるとペナルティを課せられることもあります。
このとき、海外FX業者のXMでは両建てを禁止していません。
ただし、注意すべき点もありますので、今回はXMでの両建てについてご紹介します。
XMで両建ては禁止されていない
冒頭でお伝えした通りで、XMは両建てを禁止しておらず認めています。
これについては、XM公式サイトで明記しているため、安心して両建てを行うことができます。
なお、両建てとは「買い」と「売り」のポジションを同時に保有することです。
例えば、米ドル/円の通貨ペアで1ロットずつ買いと売りのポジションを持つと、どちらも同じロット数で保有しているので損失は発生しません。
もちろん、利益が発生することもないです。
このとき、両建ての意味を知ると、「両建てに何の意味があるの?」と疑問に思われるかもしれません。
実のところ、両建てをうまく活用すると、メリットが得られることもあるのです。
XMで両建てをするメリット

XMで両建てをするメリットですが、以下のようなものがあります。
- 両建てに必要な証拠金はゼロ
- 急激な相場でのリスク回避ができる
- 両建てでもXMポイントが貯まる
それぞれについて、以下でご紹介をしていきます。
両建てに必要な証拠金はゼロ
XMで両建てをするときですが、同じロット数で両建てのポジションを建てると証拠金はゼロになります。
そのため、仮に証拠金維持率が100%未満であっても、両建てをすることができるということです。
しかし、両建てポジションを建てるときに証拠金がゼロになるのは、FXとゴールド、シルバーの銘柄のみとなります。
もし、その他の銘柄で両建てする場合は、両建てに必要な証拠金は50%となるので注意が必要です。
急激な相場でのリスク回避ができる
ポジションを保有しているとき、経済指標や突然の要人発言で相場が大きく動くときがあります。
このとき、上昇と下落を繰り返す荒い値動きをすることがあるのですが、正直どっちの方向へ価格が推移するのかを判断しにくいです。
そうしたとき、両建てをすることでどちらに価格が動いたとしても、大きな損失を回避することができます。
そして、値動きが落ち着いたタイミングでトレンドを見極めて両建てを解除すると、大きな損失のリスクを抑えて利益を伸ばすことができます。
両建てでもXMポイントが貯まる
XMでは、独自のボーナスプログラムを提供しているのですが、その中に「XMポイント」と呼ばれるものがあります。
XMポイントは、10分以上ポジションを保有してトレードした場合に付与され、現金もしくはボーナスに変換して証拠金の足しにすることができるのです。
このとき、両建てでポジションを保有しても、XMポイントは付与の対象となるので、効率よくポイントを稼ぐことができるのはメリットと言えます。
ただし、明らかにXMポイント狙いの両建てはペナルティの対象となるため、その点については注意が必要です。
XMが禁止している両建て取引

XMでは両建てが認められている一方で、禁止された取引方法もあります。
そのため、ペナルティを課せられないためにも、禁止された両建てについて理解しておくことが重要です。
なお、XMで禁止された両建てについては、以下でご紹介をしていきます。
XMの複数口座を利用しての両建て
XMでは、一つのアカウントで最大8つの口座を開設することができます。
このとき、複数の口座を利用しての両建ては禁止されているため、行うことができません。
例えば、XMのA口座で米ドル/円の買いポジションを持ち、B口座で米ドル/円の売りポジションを建てる。
このように、別口座を通しての両建ては禁止されているので、ポジションを建てないように注意する必要があります。
XMで認めている両建ては、あくまで「一つの口座」に対してなので、このことを理解しておくことが大切です。
XMとその他業者を利用しての両建て
XM内の別口座を通して、両建てをすることは禁止されていますが、このとき他業者を利用しての両建ても認められていません。
例えば、XM口座で米ドル/円の買いポジションを持ち、他FX業者で米ドル/円の売りポジションを建てる。
他のFX業者を通しての両建てであるため、一見ばれないと思われがちですが、実のところMT4/MT5で取引しているとわかるそうです。
このとき、独自の取引ツールを導入している国内FX業者を利用しても、過去には特定されたことがあるらしいので、しない方が安心です。
複数人で連携した両建て
複数人で連携した両建ても、XMでは禁止をしています。
例えば、あなたが米ドル/円の買いポジションを持ち、投資仲間が米ドル/円の売りポジションを建てる。
ちなみに、過去にはこうした複数人のグループを組んで両建てをしていたトレーダーがいたそうですが、特定されて口座凍結と全利益の没収をされたとのこと。
禁止された取引で口座凍結をされると、二度とXMで取引できなくなるのでするべきではありません。
XMで禁止されている両建てをした場合のペナルティ
上述では、XMが禁止している両建て取引についてご紹介をしましたが、もし行ってしまうとどのようなペナルティを課せられるのでしょうか。
これについては、以下の3つのペナルティを課せられる可能性があります。
- レバレッジの規制
- 利益の全額没収
- 口座凍結
それぞれを簡単にご説明すると、XMは最大888倍のレバレッジをかけることができますが、ペナルティが課せられると100倍ほどに規制されてしまいます。
XMを利用する魅力の一つである、888倍のレバレッジが使えないのは、正直デメリットでしかありません。
当然ながら、利益も全額没収されます。
普通に取引して得た利益も、没収対象となる可能性が高いので、これも辛いところですね。
最後に、口座が凍結されて二度とXMで取引できない措置を取られることもあるため、禁止された両建てをするメリットが何一つありません。
なお、XMで禁止されている取引については、以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

XMでの両建ては禁止された取引方法を守り行う
今回は、XMにおける両建てについてご紹介しました。
XMでは両建てによる取引を禁止していないので、問題なくポジションを建てることができます。
ただし、禁止された両建てによる取引をすると、ペナルティの対象となるので、事前に理解しておくことが重要です。
XMで両建てを行う場合は、本記事を参考にトレードを行い、利益を狙ってみてください。
それでは、今回はこれで以上です。
