どうも、音無です。
昔ながらの製法で作られた、和布団を愛用して毎日眠られている方は意外と多いそうです。
ただ、和布団も長く使うと汚れが目立ち、ボリューム感も失われていきます。
そのため、これからも長く使っていくためには、一度洗濯をしてきれいにしたいところ。
このとき、コインランドリーで洗濯することを考えられているかもしれません。
確かに、コインランドリーを利用すれば、安価ですぐに洗濯できるのでいいですよね。
ただし、和布団はコインランドリーで洗濯するべきではありません。
和布団に使用されている素材や構造上の問題で、素人が洗濯をすると失敗してしまうんです。
そこで今回は、和布団をコインランドリーで洗濯できない理由と、安心してお任せできるクリーニング業者についてお伝えしていきます。
和布団とは
和布団とは、中綿に木綿わたを使用し、日本独自の製法で仕立てられた掛け布団のことを指します。
もちろん敷き布団も存在し、日本らしい和風仕立てで作られていますよ。
和布団は吸湿性、保温性、弾力性に優れているので、気持ちよく眠れる優れた布団です。
ただ、汗や湿気を吸い取る吸湿性に優れている分、湿気を放出する放湿性は劣っています。
そのため、定期的に天日干しをして乾燥させないと、湿気が和布団の中に溜まってしまうんです。
このとき、乾燥させずに湿気が溜まりすぎるとジメジメして寝心地が悪くなったり、カビが生えて和布団の生地に黒い点々がポツポツとできてしまいます。
なお、カビの生えた布団で寝てしまうと、胞子を吸い込んでアレルギーを引き起こす原因となってしまうので、早めに洗濯することが大切です。
和布団をコインランドリーで洗濯できない理由

和布団は湿気が溜まりやすいため、定期的に天日干しをしたり洗濯をして汚れを落とす必要があります。
このとき、コインランドリーで洗濯しようとする人もいるのですが、残念ながら洗うことはできません。
実は、和布団に使用されている中綿は「木綿わた」を使用しており、コインランドリーで洗ってしまうと回転による遠心力で固まったり偏ったりしてしまうんです。
なお、固まってしまうと団子状になってしまうので、どうすることもできません。
また、綿切れを起こさないように「綴じ(とじ)」をしているので、洗濯すると綴じ糸が切れて生地が破れてしまいます。
当然ながら、誤った方法で和布団が使い物にならなくなったとしても、自己責任であるためコインランドリーでは保証をしてくれません。
こうした難しさや問題があるので、コインランドリーはもちろんのこと、クリーニング店でもお断りしているところが多いのが実情です。
和布団は専門のクリーニング店で洗濯をしてもらう

和布団に使用されている素材や構造上の関係から、コインランドリーで洗濯することはできません。
このとき、クリーニング店に出すことが一般的ですが、和布団の洗濯は難しいことからお断りされたり高額になる場合もあるんです。
とは言え、捨てるわけにもいかないので洗濯できないのは困りますよね。
そうしたとき、解決できる候補となるのが布団専門のクリーニング業者です。
布団専門のクリーニング業者に依頼すれば、和布団でも対応してもらうことができます。
例えば、布団専門の宅配クリーニング業者、しももとクリーニングにお任せすると、和布団であってもしっかり洗浄してきれいにしてくれますよ。
なお、和布団の他には真綿、羊毛など、洗うことの難しい布団でも対応可能です。
布団は人にやさしい「石けん」を使用して洗い、「完全個別洗い」の方法を採用しているので、できるだけ布団にダメージを与えないよう仕上げてもらえます。
技術力はとても高いので、安心してお任せできる布団専門の宅配クリーニング業者です。
和布団をクリーニングに出す頻度

和布団は汗や湿気を吸い取る吸湿性に優れている分、放出する放湿性に劣るため定期的に天日干しをする必要があります。
あまりに干す頻度が少なすぎると、湿気の影響でカビが生えてしまったり、寝心地もよくはありません。
ただ、手入れをしても長く使用することで、どうしてもフケやアカ、ダニやカビの胞子が蓄積してしまいます。
なので、1年に1回を目安にクリーニングに出して洗濯をすると衛生的ですよ。
なお、和布団の寿命は敷き布団で3年、掛け布団で5年といわれていますが、定期的にクリーニングをすると長持ちさせることができるはずです。
ただし、あまりにも劣化がひどいとクリーニングに出してもボリューム感がもどる可能性は低いので、買い直しや打ち直しを検討する必要もあります。
和布団はコインランドリーではなく専門のクリーニング業者にお任せ!
今回は、和布団をコインランドリーで洗濯できない理由と、安心してお任せできるクリーニング業者についてお伝えしていきました。
和布団はコインランドリーで洗濯できそうな気はするのですが、実際は素材や構造上の問題から利用するべきではありません。
無理に洗っても、綿が団子状になったり偏ってしまい、一度そうした状態になると元に戻すことはできないからです。
そのため、和布団を洗濯したい場合は、布団を専門に扱うクリーニング業者にお任せした方が、きれいになって戻ってきますよ。
もし、和布団をクリーニングしたい場合は、本記事を参考にしてみてください。
それでは、今回はこれで以上です。
