どうも、音無です。
静岡県に属する海域に、駿河湾があるのをご存じな方は多いと思います。
何でも、駿河湾は伊豆半島南端の石廊崎と御前崎を結ぶ湾口は約56km、奥行きは約60kmあり、表面積は2,300㎢に及ぶそうですよ。
ちなみに、最深部は2,500mに達するそうで、日本で最も深い湾だそうです。

なお、約60万年前にフィリピン海のプレートの移動によって火山島だった伊豆半島が本州に衝突し、そして駿河湾ができたとのこと。
なかなか興味深い歴史ですが、実は駿河湾を横断しているフェリーがあります。
乗船すると、静岡市と伊豆市への移動が大幅に短縮できるメリットがあることから、利用される地域住民の方は多いそうです。
それだけでなく、天気が良いとフェリーから富士山を一望できるので、たくさんの観光者も利用されるようです。
ちょっとしたクルージングを楽しむことができますからね。
そこで今回は、富士山を一望できる駿河湾フェリーの乗船料金と、乗り場情報についてご紹介していこうと思います。
観光で静岡を訪れた際に乗船することを視野に、今後の参考にしてみてください。
清水港~土肥港を結ぶ駿河湾フェリーの船舶「富士」のスペック

まず、駿河湾を横断するフェリーですが、駿河湾フェリーの船舶「富士」が清水港~土肥港の航路を運航しています。
なお、富士の基本的なスペックは下記の通りです。
船名 | 富士 |
船籍 | 日本 |
運航会社 | 駿河湾フェリー |
就航年月 | 2005年7月15日 |
航路 | 静岡県:清水港~土肥港 |
所要時間 | 約70分 |
総トン数 | 1,554トン |
全長 | 83m |
全幅 | 14m |
航海速力 | 18.5ノット(約34.2km/h) |
乗客定員 | 414名 |
客室数 | 貸切特別室:8席 特別室:100席 一般席:306席 |
積載能力 | 大型バス12台、乗用車5台、または 乗用車54台+バイク8台+自転車8台 |
清水港~土肥港を約70分かけて航行しており、車をフェリーに乗せることも可能です。
なので、車と一緒に駿河湾を横断したい人は時間短縮をしながら休憩することもできるので、とても助かると思います。
このとき、富士山を一望できるので、天気の良い日は絶景を目にすることもできるわけです。
これはちょっとしたクルージングを味わうこともできますね。
駿河湾フェリーの船舶「富士」の船内情報

駿河湾フェリーの船舶「富士」ですが、清水港~土肥港を約70分かけて航行しています。
このとき、富士山を眺めるだけでもいいのですが、船内にある施設を利用するのも良い思い出となるかもしれません。
ただ、どのような施設が船内にあるのかがわからないと思いますので、簡単にご紹介していきます。
客室






まずは、富士フェリー船内の客室ですが、3つのタイプから選んで利用することができます。
普通運賃では、一般客室を利用することになりますが、ゆったりと船旅を楽しみたい場合は特別室がおすすめです。
窓際の席に座りながら海の景色を眺めることができますよ。
ちなみに、コーヒーのサービス付きです。
ちょっと豪華な船旅気分を味わいたい方には、貸切特別室を利用してみるのもいいかもしれません。
机があるので軽い食事をしながら景色を眺め、くつろぐことができます。
観光目的で富士フェリーに乗船するのであれば、良い記念になること間違いなしですね。
デッキ


デッキに出れば海風にあたりながら、富士山の景色を一望することができます。
運が良ければ駿河湾に生息する魚が見れることもあるらしいので、少しだけ水族館に訪れた気分になれることも。
ちなみに、富士フェリーのデッキには、県道223号(ふじさん)の表示が設置されてあります。
静岡県から正式に認定されているそうで、珍しいことから写真を撮る人が多いそうですよ。
確かにインスタ映えはしそうですね。
売店・屋台・カフェ



実は富士フェリーの船内には屋台やカフェに売店もあるので、軽い食事を楽しんだり旅の記念品を購入することができます。
具体的には、後方デッキに「栗田屋」の屋台がありまして、たこ焼き・大判焼き・イカ焼きどなどを提供しています。
夏であればかき氷も販売しているので、デッキで海風にあたりながら食事を楽しむことができますよ。
次に、船室1階には「フェリーズカフェ」があり、アイスジェラートやドリンクを購入することができます。
最後に売店ですが、駿河湾を横断する富士フェリーが描かれたクッキーやジグソーパズル、県道223号のステッカーにシールなど、さまざまな商品があるので購入すると旅の記念品になるはずです。
駿河湾フェリーへの乗船料金

駿河湾フェリーを利用する場合、料金はどれくらいなのかは気になるところかと。
富士フェリーへの乗船料金は、燃料油価格の変動と繁忙期に応じて異なりますが、おおよその目安を以下にまとめましたので、参考にしてみてください。
運賃
区分 | 普通運賃 | 復路割引 |
---|---|---|
大人 | 2,000円 | 1,800円 |
小人:小学生 | 1,000円 | 900円 |
※小学生未満の幼児は大人1名に対して幼児1名無料。
区分 | 特別室料金 追加料金 |
---|---|
大人 | 500円 |
小人:小学生 | 250円 |
特別室は普通運賃にプラスして別途500円を支払うと、利用することができます。
なお、チケットは券売所か船内の券売機で購入可能です。
※小学生未満の幼児は大人1名に対して幼児1名無料。
貸切特別室料 | |
---|---|
片道 | 6,000円 |
往復(周遊) | 10,000円 |
自動車航送運賃(運転者1名含む)
車長 | 普通運賃 | 復路割引10% |
---|---|---|
~6m未満 | 4,000円 | 3,600円 |
6m以上~8m未満 | 8,100円 | 7,290円 |
8m以上~12m未満 | 13,300円 | 11,970円 |
6m以上1m増すごとに | +1,300円 | ― |
※復路割引:有効期間は復路利用日を含めた5日間。
特殊手荷物運賃
区分 | 普通運賃 | 復路割引10% |
---|---|---|
二輪車 原動機付自転車 | 1,000円 | 900円 |
自転車 | 500円 | 450円 |
※復路割引:有効期間は復路利用日を含めた5日間
駿河湾周遊チケット
駿河湾フェリーでは、約2時間30分のクルーズを楽しむことができる、駿河湾周遊チケットを販売しています。
富士山をはじめとした、四季折々の景色を駿河湾から楽しむことができますよ。
天候が良ければ、夕日が沈む光景を眺めることができるので、良い思い出になるはずです。
なお、駿河湾周遊チケットは清水港⇔土肥港の往復チケットです。
区分 | 料金 |
---|---|
大人 | 2,400円 |
小人:小学生 | 1,200円 |
駿河湾フェリー乗り場へのアクセス・運航ダイヤ

駿河湾フェリーへの乗り場がわからないと乗れませんよね。
そこで、下記にて簡単にアクセスをまとめました。
車やバイクであれば直接乗船乗り場へ向かえますが、徒歩だと迷う可能性もあるので確認してみてください。
なお、運航ダイヤも記載しています。
清水港乗り場
住所 | 〒424-0922 静岡県静岡市清水区日の出町10-80 |
TEL | 0543-53-2221 |
清水港から徒歩で乗船する場合、「JR清水駅」からフェリー乗り場へ向かうことがおすすめです。
静岡鉄道の新清水駅からでもタクシーを利用すれば問題ありませんが、JR清水駅からであれば清水港フェリー乗り場まで無料シャトルバスが運行しています。
乗船時間にあった運航ダイヤでシャトルバスが走っているので、迷うことなく清水港へ到着しますよ。
なお、シャトルバスはJR清水駅みなと口(東口)から乗車し、約10分ほどで清水港フェリー乗り場へ到着します。
便 | JR清水駅みなと口 (東口)発 | 清水港フェリー乗り場 着 |
---|---|---|
1便 | 7:25 | 7:35 |
2便 | 10:15 | 10:25 |
3便 | 13:05 | 13:15 |
4便 | 15:50 | 16:00 |
土肥港乗り場
住所 | 〒410-3302 静岡県伊豆市土肥2920 |
TEL | 0558-98-1217 |
土肥方面からのアクセスは少し距離があって、最寄り駅となる伊豆箱根鉄道の「修善寺駅」からバスで1時間ほどかかります。
修善寺駅から東海バスに乗って土肥港乗り場で下車すると、徒歩3分ほどでフェリー乗り場に到着です。
運航ダイヤ
富士フェリーの運航ダイヤですが、1日に4便運航をしています。
1便逃すと次の便までけっこうな時間があるので、よく確認しておくことが大事です。
便 | 清水港 発 | 土肥港 着 | 土肥港 発 | 清水港 着 |
---|---|---|---|---|
1便 | 7:45 | 9:00 | 9:10 | 10:25 |
2便 | 10:35 | 11:50 | 12:00 | 13:15 |
3便 | 13:25 | 14:40 | 14:50 | 16:05 |
4便 | 16:15 | 17:30 | 17:40 | 18:55 |
※運航ダイヤは予告なく変更する場合あり。
駿河湾フェリーで富士山を眺めつつ移動を楽しむ!

静岡市の清水港~伊豆市の土肥港を結ぶ航路を運航する駿河湾フェリー。
乗船することで、天候が良ければ駿河湾上から富士山を眺めることができます。
車やバイクと一緒にフェリーへ乗船できるので、観光で訪れた際には乗ってみてはいかがでしょうか。
片道約70分ほどですが、車やバスに電車などとは違った旅をすることができますよ。
なお、新たな情報の更新も考えられるため、詳しくは駿河湾フェリーの公式サイトをご覧ください。
それでは、今回はこれで以上です。