どうも、音無です。
大分~愛媛間を運航する国道九四フェリーをご存じですか?
何気なくグーグルマップを見ているときに見つけたのですが、国道九四フェリーを利用すると、約70分ほどで大分と愛媛を往来することができるとのこと。
具体的には、大分県の佐賀関港~愛媛県の三崎港の区間をフェリーで運航しているようです。
さすがに、中国地方を通って九州や四国に入るのは距離があるので、こうしたフェリーがあるとありがたいですね。
そこで今回、大分~愛媛を一直線に結ぶ国道九四フェリーの料金について調べたので情報を共有しようと思います。
大分~愛媛を結ぶ国道九四フェリーの船舶情報



まず、国道九四フェリーは大分(佐賀関港)~愛媛(三崎港)の区間を運航しているのですが、3隻の船舶を利用しています。
なお、3隻の船舶のスペックを表で簡単にまとめましたので、参考にしてみてください。
船名 | 涼かぜ 遊なぎ 速なみ |
船籍 | 日本 |
運用会社 | 国道九四フェリー |
就航年月 | 涼かぜ:令和3年2月 遊なぎ:平成28年6月 速なみ:平成24年2月 |
航路 | 佐賀関港(大分県)~三崎港(愛媛県) |
所要時間 | 約70分 |
総トン数 | 涼かぜ:1,148トン 遊なぎ:998トン 速なみ:995トン |
航海速力 | 涼かぜ:16ノット(約29.6km/h) 遊なぎ:16ノット(約29.6km/h) 速なみ:16ノット(約29.6km/h) |
乗客定員 | 涼かぜ:292名 遊なぎ:292名 速なみ:292名 |
客室 | 一般席 展望席 個室 |
積載能力 | 涼かぜ:乗用車換算57台 遊なぎ:乗用車換算51台 速なみ:乗用車換算48台 |
片道約70分ほどで横断できるので、九州や四国に入りたい場合はとても便利だと思います。
車で乗船する場合は休憩にもなるので、利用する価値はありそうですね。
国道九四フェリー涼かぜの船内情報
国道九四フェリーが運用する船舶は、大分~愛媛のフェリー航路を約70分かけて横断するわけですが、船内の様子は気になるところではないでしょうか。
このとき、船舶によって船内の作りが若干異なるため、代表して「涼かぜ」の船内を簡単にご紹介していきたいと思います。
客室2F




客室は2Fと3Fがあるのですが、まずは2Fからご紹介していきます。
2Fには一般席が用意されており、その中でも一般的な座席タイプと浅敷席、展望コーナーが設けられています。
休憩したい場合は一般席で問題ないでしょうが、景色を眺めたい場合は展望コーナーを利用すると楽しめそうですね。
なお、2Fにはキッズスペースすもあるので小さな子どもも楽しめるでしょうし、売店もあるので食事をとることもできますよ。
客室3F




続いて3Fですが、こちらにも一般席が設けられています。
ただ、3Fには展望席と個室も設けられているので、外の景色を眺めたり、個室でプライベートな空間を楽しむことができます。
あと、何気にマッサージチェアも設けられているので、活用するのもアリですね。
国道九四フェリーへの乗船料金

国道九四フェリーを利用して大分~愛媛を移動するとき、乗船料金はどれくらいするのかは気になるところかと。
実のところ、国道九四フェリーへの乗船料金は、燃料油価格の変動によって多少料金が異なります。
なので、おおよその目安ですが、以下で乗船料金をまとめましたので参考にしてみてください。
旅客料金(片道)
タイプ | 区分 | 料金 |
---|---|---|
一般席 | 大人 | 1,200円 |
〃 | 小人 | 600円 |
タイプ | 区分 | 料金 | |
---|---|---|---|
追加料金 | 展望席 | 大人 | 500円 |
〃 | 〃 | 小人 | 250円 |
〃 | 個室 | ― | 一室3,000円 |
まず、旅客料金からですが、小学生までは小人料金で乗船することができます。
このとき、展望席や個室を利用したい場合は、追加で一般席料金が別途必要となる仕組みです。
ちなみに、個室は6名まで使用できるそうです。
車両運賃(片道)
車の長さ | 運賃 |
---|---|
3m未満 | 5,700円 |
4m未満 | 7,900円 |
5m未満 | 9,800円 |
6m未満 | 11,700円 |
7m未満 | 13,600円 |
8m未満 | 15,600円 |
9m未満 | 17,500円 |
10m未満 | 19,300円 |
11m未満 | 21,200円 |
12m未満 | 23,100円 |
1m増すごとに | 2,000円 |
上記表は車両の乗船運賃ですが、運転手1名分の一般席料金が含まれています。
二輪車運賃(片道)
種別 | 運賃 |
---|---|
自転車、その他の軽車両 | 700円 |
原動機付自転車 | 1,500円 |
自動二輪車750㏄未満 | 2,200円 |
自動二輪車750㏄以上 | 2,900円 |
二輪車の場合は、1便あたり最大積載台数が5台までのようです。
そのため、事前に予約をしてからでないと乗船できないとのこと。
当日枠はないようなので、注意が必要ですね。
なお、二輪車の場合は旅客料金が別途必要なので、こちらも注意が必要です。
国道九四フェリー乗り場へのアクセス・運航ダイヤ

国道九四フェリーを利用するとき、それぞれの乗り場へ向かい乗船する必要があります。
このとき、自家用車を利用すれば直接乗り場へ向かうことはできますが、徒歩だと公共交通機関を利用しなければいいけません。
そこで、簡単ではありますが、以下で国道九四フェリー乗り場と運航ダイヤをあわせてご紹介していきます。
佐賀関港(大分県)
住所 | 〒879-2201 大分県大分市佐賀関750 |
電話番号 | 097-575-1020 |
JR 出発地 | 経路 |
---|---|
JR大分駅 | 大分駅⇒日豊本線(下り)⇒幸崎駅 JR幸崎駅から佐賀関港までタクシーで約15分 |
JR宮崎駅 | 宮崎駅⇒日豊本線(上り)⇒臼杵駅 JR臼杵駅から佐賀関港までタクシーで約40分 |
バス 出発地 | 経路 |
---|---|
幸崎駅から 大分バス | 幸崎駅発⇒佐賀関方面⇒古宮 約20分 |
臼杵駅から 臼津交通 | 臼杵駅発⇒下浦・佐賀関行き⇒佐賀関 約50分 |
大分側から国道九四フェリーを利用する場合、徒歩だとJR、バス、タクシーを利用して乗り場となる佐賀関港へ向かうことができます。
アクセスはわりと良い方で、出発地から最大60分あれば到着しそうです。
三崎港(愛媛県)
住所 | 〒796-0801 愛媛県西宇和郡伊方町三崎1700-2 |
電話番号 | 0894-54-0173 |
JR 出発地 | 経路 |
---|---|
JR松山駅 | JR松山駅⇒予讃線(下り)⇒八幡浜駅 JR八幡浜駅から三崎港までタクシーで約50分 |
バス 出発地 | 経路 |
---|---|
八幡浜駅から 伊予鉄南予バス | 八幡浜駅⇒三崎行き⇒三崎 約60分 |
松山駅から 伊予鉄南予バス | 松山駅⇒三崎行き⇒三崎 約180分 |
愛媛側から国道九四フェリーを利用する場合、徒歩であればJR、バス、タクシーを利用して乗り場となる三崎港へ向かうことができます。
具体的なアクセスは上記表の通りですが、三崎港まで結構遠いです。
自家用車であれば苦にはならないでしょうが、徒歩だと時間がかかるため、乗り遅れないように注意が必要です。
運航ダイヤ(通常ダイヤ)
佐賀関 発 | 三崎 着 | 三崎発 | 佐賀関 着 |
---|---|---|---|
07:00 | 08:10 | 07:30 | 08:40 |
08:00 | 09:10 | 08:30 | 09:40 |
09:00 | 10:10 | 09:30 | 10:40 |
10:00 | 11:10 | 10:30 | 11:40 |
11:00 | 12:10 | 11:30 | 12:40 |
13:00 | 14:10 | 12:30 | 13:40 |
14:00 | 15:10 | 14:30 | 15:40 |
15:00 | 16:10 | 15:30 | 16:40 |
16:00 | 17:10 | 16:30 | 17:40 |
17:00 | 18:10 | 17:30 | 18:40 |
18:00 | 19:10 | 18:30 | 19:40 |
19:00 | 20:10 | 19:30 | 20:40 |
20:00 | 21:10 | 20:30 | 21:40 |
21:00 | 22:10 | 21:30 | 22:40 |
22:00 | 23:10 | 22:30 | 23:40 |
23:00 | 翌00:10 | 23:30 | 翌00:40 |
四国及び九州行きのフェリーは、それぞれ毎日16便で運航しています。
具体的に、四国行きであれば12時を除く毎時00分発で出港し、九州行きであれば13時30分を除く毎時30分発で出港しています。
通常ダイヤであれば一日に16便運航しているので、移動目的で利用しやすいかと思います。
大分~愛媛を結ぶ国道九四フェリーの料金情報まとめ
今回は、大分(佐賀関港)~愛媛(三崎港)を結ぶ国道九四フェリーの料金についてご紹介しました。
片道約70分で横断することができるので、観光へ訪れた場合は利用してみるのもいいかもしれませんね。
なお、新たな情報の更新も考えられるため、詳しくは国道九四フェリーの公式サイトをご覧ください。
それでは、今回はこれで以上です。