どうも、音無です。
FX取引をする際、自分に合ったトレードスタイルを決めておくことはとても重要です。
FXを初めてする初心者の方は、すぐには決めにくいと感じるかもしれませんが、早めにあなたに合ったトレードスタイルを決めておく方が利益を狙いやすくなります。
例えば、毎日その日の気分でトレードをしても、取引チャンスを逃したり、損失を被り資産を減らすことにつながる可能性が高いです。
一方で、自分に合ったトレードスタイルを選ぶと、トレードを通し利益を積み重ねることができます。
しかし、「どんなトレードスタイルがあるんだろう?」と疑問に思われるかもしれません。
そこで、FX初心者の方に向けて主なトレードスタイルを解説していきます。
FX初心者は自分に合ったトレードスタイルを決めておくべき

冒頭でも触れましたが、FX初心者の方は、早めに自分に合ったトレードスタイルを決めた方が利益を狙いやすくなります。
例えば、普段はFXができないような空いた時間に気分で取引をしても、時間帯に合った値動きのパターンがよくわからず、含み損を抱えてしまうことは少なくありません。
FXも時間帯によって値動きが落ち着いていたり、反対に値動きが荒くなったりします。
そのため、最初は継続して取引できる時間帯を決めて取り組んだ方が、段々と値動きのパターンも理解できてくるので利益を狙いやすくなります。
この他、後ほどご紹介するスキャルピングやデイトレードについても、「今日はスキャルピング」「明日はデイトレード」などと、その日の気分でトレードスタイルを変えると、FX初心者にとって継続的に利益を狙うのは難しいです。
あまり相場に慣れていない状態でトレードスタイルをコロコロ変えても、それこそ値動きに翻弄されて損失を被るリスクが高いです。
つまり、FX初心者が最初に決めておくべきことは、取引時間とトレードスタイルに慣れるまでは固定して継続することが、利益を積み上げるために重要であるといえます。
FX初心者が選択可能な4つのトレードスタイル
スキャルピング | デイトレード | スイングトレード | ポジショントレード | |
---|---|---|---|---|
ポジションの保有時間 | 数秒~数分 | 1時間~数時間 | 数日~数週間 | 月単位~年単位 |
狙える利益(pips) | 約1pip~10pips | 約10pips~100pips | 100pips以上 | 1000pips以上 |
拘束時間 | 長い | 短め | 短い | 短い |
難易度 | 高め | 低め | 低め | 低め |
FXの主なトレードスタイルは4つあり、個人のトレードのスタイルや目的、リスク許容度などによって選ぶと、効率的に利益を狙うことができるようになります。
具体的なトレードスタイルは上記表の通りですが、詳しくは以下でご紹介をしていきます。
スキャルピング
スキャルピングとは、「注文から決済を数秒~数分の短期間で終了させる」トレードスタイルのことです。
小さな利益を積み重ねる取引方法なので、1回のトレードで得られる利益は基本的に少ないです。
具体的には、一度のトレード約1pip~10pips程を狙いトレードします。
ただし、短時間で繰り返しトレードを行うため、利益を積み上げることはできます。
また、一度のトレードで狙える利益は少ないのですが、レバレッジを高くすると大きな利益を狙うことも可能です。
ですが、損失を被るリスクも高くなるため、スピーディーな判断が常に求められます。
なお、スキャルピングは4つのトレードスタイルの中でも一番難しく、FX初心者には難易度が高めです。
例えば、スキャルピングは基本的に1分足や5分足で取引しますが、無意味で荒い値動きが多いので、うまくエントリーできずに損失を被る可能性の方が高いのです。
さらに、取引チャンスを逃さないよう、チャートを注意深く観察する必要があり、慣れないうちは精神的にひどく疲れるかもしれません。
この他、スキャルピングは大量の取引を行うため、手数料やスプレッドなどの取引コストが積み重なりやすい問題もあります。
そして、最大の問題は、FX会社によってはスキャルピングをすると、口座を凍結する措置を取られる可能性があることです。
そのため、必ず「スキャルピング可能」なFX会社で取引すことが重要です。
スキャルピングのメリット | スキャルピングのデメリット |
---|---|
隙間時間にトレードが可能 | チャートを注意深く観察する必要あり |
取引チャンスが多い | 値動きに翻弄されやすい |
小額からでも利益を狙える | 精神的に辛くなりやすい |
マイナススワップが発生しない | FX会社によっては口座凍結の恐れあり |

デイトレード
デイトレードとは、「当日中に注文から決済までを終わらせる」トレードスタイルのことです。
スキャルピングとは異なり、一度エントリーすると、1時間~数時間ポジションを保有し続けます。
そのため、仕事や家事などで忙しい初心者の方でも、FXに取り組みやすいトレードスタイルです。
なお、1回のトレードで約10~100pips程を狙うため、スキャルピングよりも一度で大きな利益を期待できます。
この他、デイトレードは、トレードを開始した日のうちにポジションを決済するため、不安を抱えたまま眠りにつく心配がないのは嬉しいところではないでしょうか。
デイトレードのメリット | デイトレードのデメリット |
---|---|
チャートを見続ける必要がない | 取引チャンスは少なめ |
大きな利益を期待できる | トレンドの波に乗る必要がある |
当日中にトレードを完了できる | 利益が出ない日もある |

スイングトレード
スイングトレードとは、数日から数週間の期間ポジションを保有するトレードスタイルです。
ポジションを長期的に保有するため、一度のトレードで100pips以上の利益を得られることも普通にあります。
なお、私は基本的にスイングトレードで取引しており、一度のトレードで100~300pips程の利益を狙っています。
ただし、スイングトレードは取引回数が少ないため、スキャルピングやデイトレードのように、定期的に利益を積み重ねることはできません。
また、ポジションの保有期間が長いこともあり、慣れないうちは値動きが気になり不安で眠れない可能性もあります。
しかし、ポジションを数日から数週間保有するため、忙しくてもトレードに集中する時間が少なくて済むメリットがあります。
トレンドの波に乗ると、数百pips程度の利益を狙うことができるので、余裕あるFXトレードをしたい初心者の方は試してみてはいかがでしょうか。
スイングトレードのメリット | スイングトレードのデメリット |
---|---|
一度で大きな利益を期待できる | 取引チャンスが少ない |
忙しい人でもFXに取り組める | 値動きが気になり不安を感じやすい |
ポジショントレード
ポジショントレードとは、数か月から数年に渡ってポジションを保有するトレードスタイルです。
長期的な市場見通しと、相応の資金力は必要ですが、一度のトレードで1000pips以上の利益を期待できます。
一度エントリーするとポジションを数か月以上保有するため、トレードに集中する時間が少なくて済むだけでなく、他のことにも時間を使えるメリットがあります。
つまり、ものすごく忙しくても、トレンドの方向を捉えてエントリーすると、後は様子見程度の確認だけで問題ありません。
ただし、ポジショントレードは長い目でトレンドの波を見極める必要があり、経済指標や日銀総裁、FRB議長などの要人発言にも目を光らせる必要があります。
なお、ポジショントレードで一番怖いのは、突発的な経済や政治問題により、異常な値動きをして大きな損失を被る可能性があることです。
例えば、過去には「リーマン・ショック」「スイス・フランショック」「コロナ・ショック」などが発生し、僅かな期間で数百pips~数千pipsの値動きをしました。
もし、急激な価格変動が起こると事前に決めた損切りライン、そしてFX会社が強制的に決済するロスカットが働かないという例外も発生しやすい傾向にあります。
もちろん、こうした問題は稀にしか起こりませんが、FX初心者の方が行う場合は、ポジションを保有しながらのリスク管理や長期的な市場見通しを持つことも必要です。
ポジショントレードのメリット | ポジショントレードのデメリット |
---|---|
忙しくても取引しやすい | 長い目でトレンドを分析する必要がある |
大きな利益を期待できる | 慣れないと毎日が不安 |
通貨ペアによりスワップポイントを得られる | 大きな損失を被る可能性がある |
FX初心者が選ぶトレードスタイルのまとめ
| スキャルピング | デイトレード | スイングトレード | ポジショントレード |
---|---|---|---|---|
ポジションの保有時間 | 数秒~数分 | 1時間~数時間 | 数日~数週間 | 月単位~年単位 |
狙える利益(pips) | 約1pip~10pips | 約10pips~100pips | 100pips以上 | 1000pips以上 |
拘束時間 | 長い | 短め | 短い | 短い |
難易度 | 高め | 低め | 低め | 低め |
今回は、FX初心者の方に向けて主なトレードスタイルを解説しました。
それぞれ、トレードスタイルには大きな特徴があるわけですが、あなたに合ったトレードスタイルを見つけることで、大きな利益を狙いやすくなります。
なお、私は4つすべてのトレードスタイルにて取引したことがあるのですが、FX初心者には「デイトレード」が難易度が比較的低くて取引しやすいと言えます。
例えば、スキャルピングは無意味な値動きに翻弄されやすいので損失を被りやすく、スイングトレード以上になるとポジションを長い期間保有し続けるので、慣れるまでは毎日気になって不安を感じやすいです。
それに比べ、デイトレードは当日中に注文から決済を完了させるトレードスタイルなので、FX初心者の方でも大きな不安を抱えることなく、時間にも余裕を持って取引することができます。
もちろん、人によってトレードスタイルにも向き・不向きがありますので、本記事を参考によく検討してチャレンジしてみてください。
それでは、今回はこれで以上です。
