どうも、音無です。
FX取引をするときですが、自分に合ったトレードスタイルを決めておくことはとても重要です。
FXを初めてする初心者はすぐに決めにくいと感じるかもですが、それでも後々のことを考えると、できるだけ早めにあなたに合ったトレードスタイルを決めておく方が利益を狙いやすくなります。
毎日その日の気分で取引をしても、稼げなかったり取引チャンスを逃す機会損失につながることもありますから。
ただ、「いきなりトレードスタイルとは言われても、どんなスタイルがあるの?」と疑問に思われるかもしれません。
そこで今回は、FX初心者が自分に合った取引ができるよう、4つのトレードスタイルをご紹介していきます。
FX初心者は自分に合ったトレードスタイルを決めておくべき

冒頭でも触れましたが、FX初心者は早めに自分に合ったトレードスタイルを決めた方が利益を狙いやすくなります。
例えば、普段はFXができないような空いた時間に気分で取引をしても、時間帯に合った値動きのパターンがよくわからず含み損を抱えてしまうことは少なくありません。
FXも時間帯によって値動きが落ち着いていたり、値動きが荒くなったりします。
なので、最初は継続して取引できる時間帯を決めて取り組んだ方が、段々と値動きのパターンも理解できてくるので利益を狙いやすくなりますよ。
この他、後ほどご紹介するスキャルピングやデイトレードについても、「今日はスキャルピング」「明日はデイトレード」などと、その日の気分でトレードスタイルを変えるのも、初心者にとって継続的に利益を狙うのは難しいです。
あまり相場に慣れていない状態でトレードスタイルをコロコロ変えても、それこそ値動きに翻弄されて損失を被る可能性が高いですからね。
そのため、FX初心者が最初に決めておくべきことは、取引時間とトレードスタイルに慣れるまでは固定して継続することが、利益を上げるために重要となってきます。
FX初心者が選択可能な4つのトレードスタイル
スキャルピング | デイトレード | スイングトレード | 長期トレード | |
---|---|---|---|---|
ポジションの保有時間 | 数秒~数分 | 1時間~数時間 | 数日~数週間 | 月単位~年単位 |
狙える利益(pips) | 約1pips~10pips | 約10pips~100pips | 100pips以上 | 1000pips以上 |
拘束時間 | 長い | 短め | 短い | 短い |
難易度 | 高め | 低め | 低め | 低め |
それでは、FX初心者が決めることのできる4つのトレードスタイルについてご説明していく訳ですが、具体的には上記表に示す4つの中から選ぶことができます。
スキャルピング、デイトレード、スイングトレード、長期トレードの4つですね。
それぞれのトレードスタイルには特徴がありますので、下記で詳しくご説明をしていきます。
スキャルピング
まずは「スキャルピング」からですね。
スキャルピングとは、「注文から決済を数秒~数分の短期間で終了させる」トレードスタイルのことです。
短期間で売買を終了させることからトレードを何度も繰り返し、利益を積み重ねていくスタイルとなります。
小額からでも始めることができて、一度のトレードで狙う利益の幅は約1pips~10pipsくらいです。
なお、利益幅が狭いことから一度の取引で獲得できる利益は少ないのですが、レバレッジを高くすると大きな利益を期待できるのもスキャルピングの魅力です。
ただ、大きな利益を期待できる分、損失のリスクも一緒に大きくはなりますが…。
実のところ、スキャルピングは4つのトレードスタイルの中でも一番難しく、正直FX初心者には難易度が高いと言えます。
スキャルピングは基本的に1分足や5分足で値動きを確認しつつ取引するのですが、無意味で荒い値動きが多いので、うまくエントリーできずに損失となる可能性が高いです。
また、取引チャンスを逃さないように集中してチャート画面を見続ける必要があるので、慣れないと精神的にひどく疲れるかもしれません。
ちなみに、私がFXを始めた当初はスキャルピングをメインにしていたのですが、うまく値動きの波に乗ることができずに資金が溶けて終わりました。
一番肝心なことをお伝えし忘れていましたが、FX会社によってはスキャルピングをすると口座凍結になる可能性があります。
そのため、必ず「スキャルピング可能」なFX会社で取引すことが重要です。
スキャルピングのメリット | スキャルピングのデメリット |
---|---|
隙間時間にトレードが可能 | 集中してチャートを見続ける必要あり |
取引チャンスが多い | 値動きに翻弄されやすい |
小額からでも利益を狙える | 精神的に辛くなりやすい |
FX会社によっては口座凍結の恐れあり |

デイトレード
続いては「デイトレード」です。
デイトレードとは、「当日中に注文から決済までを終わらせる」トレードスタイルのことですね。
スキャルピングとは異なり、一度エントリーすると1時間~数時間ポジションを保有し続けます。
なので、仕事・学業・家事などで忙しい方でも、FXに取り組みやすいトレードスタイルと言えます。
1回のトレードで狙う利益は約10~100pips程なので、スキャルピングよりも一度で大きな利益を期待することができますよ。
なお、基本的にトレードは当日中に決済して完了させるため、不安を抱えたまま眠りにつくことを避けることができるメリットもあります。
私もデイトレードで取引はする方なのですが、FX初心者でも取引しやすいスタイルと言えます。
特に、毎日忙しくてFXに時間をあまり割けない場合は、デイトレードでのトレードスタイルをメインにすると、大きな利益を狙いやすいです。
デイトレードのメリット | デイトレードのデメリット |
---|---|
チャートを見続ける必要がない | 取引チャンスは少なめ |
大きな利益を期待できる | トレンドの波に乗る必要がある |
当日中にトレードを完了できる | 利益が出ない日もある |

スイングトレード
3つ目は「スイングトレード」になります。
「1回の取引で数日~数週間」ポジションを保有し続けるトレードスタイルなので、デイトレードとは異なり当日中に取引を完了しません。
そのため、一度に狙える利益も大きく、100pips以上の利益を得られることもあります。
ちなみに、私は最近スイングトレードのスタイルで取引することが多く、小さなロット数での取引ですが100~150pipsほどの利益を得られることが意外とあります。
ただ、スイングトレードは取引回数がとても少ないので、定期的に利益が得られるわけではないことがデメリットと感じるかもしれません。
あと、ポジションの保有期間が長いため、現在の値動きが気になったり不安で眠れない可能性もあります。
私も初めてスイングトレードで取引したときは、FXが気になって仕事が集中できなかったり眠れないなどがありましたので…。
とはいえ、トレンドの波に乗ることができれば、一度の取引で大きな利益を狙えることは確かです。
スイングトレードのメリット | スイングトレードのデメリット |
---|---|
一度で大きな利益を期待できる | 取引チャンスが少ない |
忙しい人でもFXに取り組める | 値動きが気になり不安を感じやすい |
長期トレード
最後は「長期トレード」です。
長期トレードは「月単位~年単位」でポジションを保有し続けるトレードスタイルなので、一度エントリーすると後は定期的にチャートを確認するだけですね。
そのため、毎日が忙しくても一度エントリーさえできれば見守るだけで問題なしです。
なお、1回のトレードで100pips以上の利益を期待することができ、FXトレーダーの中には1000pips以上の利益を得ている人もいますよ。
また、通貨取引をした際に2国間の金利差によって生まれる差額のスワップポイントによって、毎日利益を積み重ねることもできます。
ただし、長期トレードは長い目でトレンドの波を見極める必要があり、経済指標や日銀総裁・FRB議長などの要人発言にも目を光らせる必要があります。
そして長期トレードで一番怖いのは、突発的な経済や政治問題なので異常な値動きにより大きな損失を被る可能性があることです。
例えば、過去には「スイスフランショック」や「コロナショック」などにより、僅かな期間で1000pips以上の値動きをしたこともありました。
もし、急激な価格変動が起こると事前に決めた損切りライン、そしてFX会社が強制的に決済するロスカットが働かないという例外も発生しやすい傾向にあります。
ですので、大きな利益を狙える半面リスクも非常に大きいですね。
総合的に判断すると、FX初心者よりも随時対応できる専業トレーダー向けのトレードスタイルだと言えます。
長期トレードのメリット | 長期トレードのデメリット |
---|---|
忙しくても取引しやすい | 長い目でトレンドを分析する必要がある |
大きな利益を期待できる | 慣れないと毎日が不安 |
通貨ペアによりスワップポイントを得られる | 大きな損失を被る可能性がある |
FX初心者が決めるトレードスタイルのまとめ
| スキャルピング | デイトレード | スイングトレード | 長期トレード |
---|---|---|---|---|
ポジションの保有時間 | 数秒~数分 | 1時間~数時間 | 数日~数週間 | 月単位~年単位 |
狙える利益(pips) | 約1pips~10pips | 約10pips~100pips | 100pips以上 | 1000pips以上 |
拘束時間 | 長い | 短め | 短い | 短い |
難易度 | 高め | 低め | 低め | 低め |
今回は、FX初心者が自分に合った取引ができるように、4つのトレードスタイルをご紹介していきました。
それぞれのトレードスタイルには大きな特徴があるわけですが、あなたに合ったトレードスタイルを見つけることで、大きな利益を狙いやすくなります。
なお、私は4つすべてのトレードスタイルにて取引したことがあるのですが、FX初心者には「デイトレード」が難易度が比較的低くて取引しやすいと言えます。
例えば、スキャルピングは無意味な値動きに翻弄されやすいので損失を被りやすく、スイングトレード以上になるとポジションを長い期間保有し続けるので、慣れるまでは毎日気になって不安を感じやすいです。
それに比べ、デイトレードは当日中に注文から決済を完了させるトレードスタイルなので、FX初心者の方でも大きな不安を抱えることなく、時間にも余裕を持って取引することができます。
とはいえ、人によってトレードスタイルにも向き・不向きがありますので、本記事を参考によく検討してチャレンジしてみてください。
それでは、今回はこれで以上です。
