FX初心者が知る移動平均線の種類と基本的な使い方

    当ブログではアフィリエイト広告を利用しています。

    どうも、音無です。

    FX取引を行う際、チャート上に移動平均線を表示し、相場の動きを分析するFXトレーダーは少なくありません。

    チャート上に表示することで、簡単に値動きや相場状況を認識できるため、愛用者がたくさんいるのです。

    そんな、テクニカル指標の一つとして人気のある移動平均線ですが、FX初心者の方の多くは、「どのように設定すればいいのか」と悩まれている傾向にあります。

    特に、「移動平均線の期間はどれがいいの?」と悩む人が多いですね。

    なお、私もFXを始めた当初は、移動平均線の期間について悩みました。

    そこで、今回はFX初心者に向けて移動平均線の種類と基本的な使い方をご紹介します。

    目次

    移動平均線とは

    FXの移動平均線とは、「一定期間における価格の平均値をチャート上に表したテクニカル指標」のことです。

    移動平均線は、テクニカル指標の中でも基本的な指標で、テクニカル分析において多くのFXトレーダーが使用しています。

    例えば、5日間の移動平均線を作成する場合は、5日間の終値を合計して5で割ることで、その日の移動平均値を求め、これを繰り返して線グラフを作成します。

    同様に、10日間や100日間の移動平均線も作成可能です。

    なお、移動平均線は英語で「Moving average(ムービングアベレージ)」と訳され、日本だけでなく世界中の投資家からも愛用されています。

    3種類の移動平均線

    移動平均線を使用する場合、種類があるのでどれを表示させるべきかを選ぶ必要があります。

    具体的には、「単純移動平均線(SMA)」「加重移動平均線(WMA)」「指数平滑移動平均線(EMA)」の3種類です。

    なお、移動平均線は3種類あるわけですが、一般的に単純移動平均線(SMA)を使用するトレーダーが多い傾向にあります。

    単純移動平均線(SMA)

    単純移動平均線は、英語で「Simple Moving Average」と訳し、一般的に「SMA」と呼ばれています。

    一定期間の終値を平均しただけの、単純な移動平均線ですね。

    シンプルなので、相場の流れを判断しやすいのですが、相場の動きに対して反応が遅れるので、トレンドの発生シグナルに対する反応も遅れる欠点があります。

    しかし、シンプルかつ使いやすいことから、世界中のトレーダーが愛用しています。

    加重移動平均線(WMA)

    加重移動平均線は、英語で「Weighted Moving Average」と訳し、一般的に「WMA」と呼ばれています。

    直近の価格に比重を置いた移動平均線で、相場の動きに素早く反応してくれることが特徴です。

    しかし、素早く反応することから「ダマシ」が発生する確率が高く、使用には注意する必要があります。

    なお、ダマシとはテクニカル指標において、「買い」や「売り」のサインが出た後、期待していた方向とは反対へ価格が動くときなどで使われている言葉です。

    指数平滑移動平均線(EMA)

    指数平滑移動平均線は、英語で「Exponential Moving Average」と訳し、一般的に「EMA」と呼ばれています。

    加重移動平均線と同じく、直近の価格に比重を置いた移動平均線です。

    単純移動平均線と比べて、直近の値動きに素早く反応してくれることが特徴です。

    なお、指数平滑移動平均線もダマシが多い傾向にあるので、使用する際には注意する必要があります。

    FX初心者が知っておきたい移動平均線の設定期間

    FX初心者が、移動平均線を使用する際、「どの期間に設定すればいいの?」と悩まれることは少なくありません。

    恐らく、移動平均線を使用しているほとんどのFXトレーダーが、悩んだ問題ではないかと思います。

    私も悩んでいろいろな期間を試したのですが、トレードスタイルや通貨ペアによってそれぞれ見方が異なるので、「これが正解!」と言える移動平均線の期間は正直ないです。

    ただし、一般的に下記のような期間がよく使われている傾向にあります。

    移動平均線期間
    短期5、10、13、20、21
    中期50、75、90
    長期100、200

    例えば、短期が「5日」、中期が「50日」、長期が「100日」といった感じですね。

    移動平均線の期間に正解はありませんが、FX初心者の方は、一般的に広く使われている期間の中から選んで利用する方が無難ではあります。

    仮に、「短期を100日、中期を300日、長期を500日に設定してます!」と言われても、一般的に使われていない期間なので、相場の状況や分析において異なった見方となる可能性があります。

    FX初心者が参考にする移動平均線を使った売買シグナル

    移動平均線をチャート上に表示させると、値動きや相場状況を認識するための参考になるのですが、「売買シグナル」としても活用することができます。

    具体的には、「ゴールデンクロス」「デッドクロス」「グランビルの法則」です。

    どれも、売買シグナルにおいて王道的な分析手法ではありますが、FX初心者の方が取引する際の参考になると思いますので、知っておいて損はありません。

    ゴールデンクロス

    ゴールデンクロスとは、「短期」の移動平均線が「長期」の移動平均線を、下から上へ突き抜ける状態のことを指します。

    一般的に、「相場が上がるサイン」として捉えられており、買いでエントリーをすると利益を期待できるとされています。

    ただし、ダマシも意外と多いので、注意してエントリーすることが大切です。

    デッドクロス

    デッドクロスとは、「短期」の移動平均線が「長期」の移動平均線を、上から下へ突き抜ける状態のことを指します。

    一般的に、「相場が下がるサイン」として捉えられているので、売りでエントリーをすると利益を期待できるとされています。

    なお、ゴールデンクロスと同じように、相場の状況次第ではダマシもあるので注意してエントリーすることが大切です。

    グランビルの法則

    グランビルの法則とは、移動平均線の傾き、そして価格の位置に注目して売買をする分析手法のことを指します。

    なお、グランビルの法則には8つに分類されるパターンがあるので、随時相場を分析して「買い」か「売り」のエントリーを見極めることが大切です。

    例えば、2番のように、移動平均線に触れたら買い・売りのエントリーをしたり、4番のように移動平均線から乖離(かいり)したときに戻ることを期待してエントリーをするなどです。

    必ずしも、グランビルの法則通りに価格が動くわけではないですが、こうした移動平均線を用いた売買方法があることを知っておくと、取引の幅を広げることができます。

    なお、移動平均線の期間はトレードスタイルによって異なりますが、21日、75日、200日などから一つを選び、使われている傾向にあるので参考にしてみてください。

    FX初心者が知る移動平均線の種類と基本的な使い方のまとめ

    今回は、FX初心者に向けて移動平均線の種類と基本的な使い方をご紹介しました。

    移動平均線は、単に相場の状況や値動きを確認するためだけでなく、売買シグナルとしても活用することができます。

    移動平均線を使うことで取引の幅が広がりますので、色々試してあなたに合った設定を見つけ、取引をしてみてください。

    それでは、今回はこれで以上です。

    あわせて読みたい
    FX初心者の利用者も多い海外口座XM情報 どうも、音無です。 FX取引は、世界中の投資家にとって魅力的な機会を提供しています。 その中でも、XM Tradingという海外口座は初心者から上級者まで幅広いニーズに対...
    • URLをコピーしました!
    目次