どうも、音無です。
FX初心者が利益を狙うには、自分にあったトレードスタイルで取引することがとても重要です。
取引しづらい手法で利益を狙っても、正確な判断ができずに損失を被るリスクの方が高くなります。
このとき、FXにも取引手法がいくつかあり、その中でFX初心者の方が取引しやすいと言えるのが、「デイトレード」です。
特に、忙しくてチャート画面を注意深く観察できない人には、取引しやすいと言えます。
そこで、今回は忙しいFX初心者でも取引しやすいデイトレードについてご紹介します。
トレードスタイルに悩まれている場合は、参考にしてみてください。
デイトレードとは

デイトレードとは、「当日中に注文から決済までを終わらせる」トレードスタイルのことです。
トレードを開始した日のうちにポジションを決済するため、ポジションの保有時間は1時間~数時間ほどとなります。
なお、取引する通貨ペアによって異なりますが、1回の取引で10pips~100pipsほどの利益を狙うことができます。
デイトレードの利点としては、ポジションの保有時間が短めなので、市場が大きく変動するようなリスクを抱えることが少ないことです。
また、ポジションを持ち続けることによるマイナススワップも発生しないため、コストの低減にもつながります。
さらに、仕事や家事などで忙しく、FXに多くの時間を割けない人でもチャート画面を観察し続ける必要がないため、割と取引しやすいですね。
例えば、デイトレードを行う場合、会社へ行く時間帯の1時間ほど前にFX相場の流れを確かめてエントリー。
その後、帰宅してからチャートを確認し、ニューヨーク市場が終わる前に決済を行う取引ができます。
このように、忙しいFX初心者の方でも比較的取り組みやすく、デイトレードをメインに取引することで、利益を積み上げることはできると言えます。
FX初心者にスキャルピングの手法は難しい
なお、デイトレード以外の取引手法の一つに「スキャルピング」の手法があるのですが、FX初心者には難易度が高いです。
スキャルピングは注文から決済を数秒、もしくは数分の短時間で取引を終了させる手法のことで、実のところFX初心者の多くがスキャルピングで取引したことがあるとのこと。
なお、私もFXを始めた当初は、スキャルピングをメインに取引していました。
しかし、スキャルピングは相場の値動きを常に分析する必要があるため、チャート画面を注意深く観察し続けなければいけません。
そのため、FX取引の最中は、ほぼ身動きが取れなくなります。
さらに、スキャルピングは非常に短時間のトレードを繰り返すため、意思決定に時間をかける余裕がありません。
つまり、スピーディーな判断が求められるわけですが、もし判断が遅れると、大きな損失を被る可能性もあります。
もちろん、メリットもありますが、スキャルピングはテクニカル分析力、判断力、集中力などを必要とするので、FX初心者には難易度が高いです。
この他、チャート画面に張り付くことが苦手であったり、大きなストレスを溜めたくない、また、FXに自信のない初心者の方には向かない手法だとも言えます。

FX初心者にとってデイトレードが取引しやすい理由
スキャルピング | デイトレード | |
---|---|---|
ポジションの保有時間 | 数秒~数分 | 1時間~数時間 |
狙える利益(pips) | 約1pip~10pips | 約10pips~100pips |
拘束時間 | 長い | 短め |
難易度 | 高め | 低め |
スキャルピングとデイトレードの特徴を比較すると、スキャルピングは狙える利益がそれほど大きくはなく、拘束時間も長い傾向にあります。
一方、デイトレードは一度ポジションを持つと席を外すことができるので、拘束時間は短めです。
また、狙える利益のpips幅も広く、大きな利益を得る期待を持つこともできます。
そのため、毎日が忙しくて時間に余裕のないFX初心者の方には、難易度も低めなデイトレードの手法を取り入れるのも選択肢の一つです。
この他、FX初心者にとってデイトレードが取引しやすい理由について、以下でご紹介していきます。
長時間チャートに張り付く必要がない
前述でお伝えした通りですが、デイトレードはチャート画面に張り付く必要がほぼない、空いた時間に分析してトレードするスタイルなので、忙しいFX初心者の方でも時間に余裕を持って取引しやすいメリットがあります。
一方、スキャルピングは取引チャンスを逃さないように、チャート画面に張り付き短時間のトレードを繰り返す必要があるため、トレード時間は長めです。
しっかり分析した上で取引できる


デイトレードでは、現在の値動きやトレンド方向をしっかり分析して取引できるメリットもあります。
つまり、分析結果による根拠に基づいたエントリーができると言うことです。
なお、利確ラインと損切りラインを設定しておくと、大きな損失を被るリスクを抑えて利益を積み上げることができるため、こまめにチャートを確認しなくても安心です。
精神的な負担が少ない
FXはレバレッジをかけた取引なので、あまりに長い間ポジションを持ち続けると不安になりやすく、精神的に負担をかけてしまいがちになります。
このとき、スキャルピングはポジションの保有時間こそ短いですが、注文するタイミングを見つけるために、チャート画面を見続けなければいけません。
これも、ストレス的な意味で精神的に負担が大きくなりがちです。
それに比べ、当日中に注文から決済までを終わらせるデイトレードであれば、ポジションを何日も持ち続けることなく、チャート画面に張り付いて集中する必要もないので、ゆっくり取引を行うことができます。
FX初心者がデイトレードで取引するデメリット

FX初心者が、デイトレードで取引することで得られるメリットがある一方で、デメリットも少なからずあります。
具体的には、以下でご紹介をしていきます。
含み損を素早く損切りしにくい
デイトレードは仕事や家事など、FX取引にあまり時間を割くことのできない人には、比較的取り組みやすい取引方法です。
一度ポジションを持つと、チャートを頻繁に見る必要性はないのですが、このときに含み損を抱える値動きに変わる可能性があります。
例えば、チャートを見ていないため手動で素早く損切りができず、結果的に事前に設定した損切りラインに触れて決済されてしまうこともあるのです。
損切りラインを設定している以上、大きな損失を被る心配はほぼありません。
しかし、チャートを見ていない分、異変に気付いてすぐに損切りできないことはデメリットだと言えます。
相場が動かず利益が出ないこともある

デイトレードでは、大きな利益を期待できる取引方法ですが、値動きが活発ではない場合は、利益を得られないことの方が多いです。
例えば、一定の価格を上下に推移するレンジ相場の日が続くと、エントリーしても利益が見込めない可能性が高いです。
このように、一定の価格を上下に推移するレンジ相場の場合は、スキャルピングの方が利益を積み重ねやすいため、デイトレードではデメリットになるかもしれません。
FX初心者によるデイトレードのまとめ
今回は、忙しいFX初心者でも取引しやすいデイトレードについてご紹介しました。
デイトレードは、あまりFXに時間を割くことのできない初心者の方には取引しやすい手法だと言えます。
もし、少ない時間でもFX取引で利益を積み重ねたい場合は、デイトレードの取引方法を試してみてください。
それでは、今回はこれで以上です。
