どうも、音無です。
毎日眠るときにお世話となる布団ですが、クリーニングに出したことはあるでしょうか?
布団は長く使うにつれて、汗や皮脂などによって徐々に汚れていきます。
また、布団の中綿には目では確認できないダニの死骸やフン、カビ、細菌、花粉などの汚れもたくさん付着しています。
なので、布団を定期的に洗濯しなければ体中がかゆくなったり、アレルギーを引き起こすことも…。
そのため、現在では定期的に布団をクリーニングに出す人が増えているそうです。
ただ、「布団は天日干しだけでよくない?」と思われている人も少なくありません。
しかし、残念ながら天日干しだけで長年布団に蓄積した汚れを取り除くことは難しいですね。
そこで今回は、布団をクリーニングに出すメリットについて記事を書いていこうと思います。
クリーニング前の布団の中には汚れがたくさん!

まず、クリーニングをしたことのない布団には、どのような汚れが蓄積しているのでしょうか?
具体的には、以下のような汚れが布団の中に蓄積しています。
- 人間のかく汗・皮脂・フケ・アカ
- ダニ、ダニの死骸・フン
- カビ
- ペットの毛・粗相
それぞれについてご説明をしていきます。
人間のかく汗・皮脂・フケ・アカ
私たち人間は季節に関係なく、睡眠中にコップ一杯分(約200ml)の汗をかいています。
汗をかくと皮脂と一緒に布団に流れ、段々と中綿に蓄積して汚れてしまうわけです。
このとき、布団が汗によって濡れたり乾いたりを繰り返すことになるので、段々と臭いもきつくなってきます。
また、フケやアカも布団に付着してしまうので、さらに汚れが溜まって大変なことに…。
あまりにも汚れている布団で寝ることは衛生上よくないので、1年に1回でもクリーニングに出してきれいにしてあげることが大切です。
ダニ、ダニの死骸・フン
ダニは人間から排出されるフケやアカを餌とするので、布団にたくさん付着していると住み着いてしまいます。
一度住み着いてしまうと繁殖を繰り返して数も多くなるので、アレルギーを引き起こす可能性が高くなってしまうんです。
例えば、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、気管支喘息などのアレルギーです。
汗やフケ、アカの付いた布団で寝ることも気持ちが悪いのに、ダニまでたくさんいるのは正直つらいところ…。
このとき、天日干しをしてダニを取り除こうとする人が多いのですが、あまり効果がないんです。
実は、ダニを退治するためには最低でも50度以上の温度が必要で、20分~30分ほど加熱しなければ死滅しません。
また、布団をたたいて取り除こうとすると、ダニの死骸やフンを細かく砕いてしまい余計に増やしてしまうため、逆効果となってしまいます。
カビ
カビの胞子は屋外・屋内問わずいたるところに浮遊しています。
カビは湿度60%以上、温度20度以上の環境を好むので、人間の汗で温められている布団は好条件な場所となってしまうんです。
そして、段々と布団にカビをはやして増殖し、いつしか布団の表面に黒い点々がたくさんできてしまうんですよ。
なお、増殖したカビの胞子を睡眠中に吸い込んでしまうと、発熱や咳、アレルギー発症の原因となってしまいます。
また、カビの種類によっては人を刺すので赤く腫れたり、ひどいかゆみに襲われることもあるので注意しておきたいところです。
ペットの毛・粗相
犬や猫などのペットを室内で飼っている場合は、布団に毛がたくさんついてしまうことがあります。
中には布団に粗相をしてしまうペットもいるため、衛生的には問題ですね。
特に、布団に粗相をされると跡が残り、時間とともにアンモニア臭がきつくなるため自ら取り除くことは大変です。
布団をクリーニングに出すメリット

前述でお伝えした通りで、クリーニングに出したことのない布団には、たくさんの汚れが蓄積しています。
このとき、布団をクリーニングに出すことで、さまざまなメリットがありますよ。
具体的には、以下のようなメリットがあります。
- 布団に蓄積した汚れを全て除去
- アレルギーの予防対策になる
- 睡眠の質が上がる
- ペットの粗相も洗い流せる
- 洗えない布団も洗浄可能
それぞれの内容を、以下で詳しくご説明していきます。
布団に蓄積した汚れを全て除去
まず、布団をクリーニングに出すメリットの一つが、布団に蓄積した全ての汚れを洗い流して除去できるということです。
一度も洗濯をしたことのない布団はとても汚れており、臭い、フケ、アカ、ダニの死骸、カビ菌などが付着しているため、衛生的に問題がありアレルギーを引き起こす原因となってしまいます。
ですが、布団をクリーニングに出すことで、上記のような汚れを一掃して全てきれいに取り除くことができますよ。
布団を丸洗いすることで汚れのほとんどを洗い流し、専用の乾燥機で乾燥させるとダニやカビ菌は死滅します。
その後、最後の仕上げで死滅したダニやカビ菌を専用機械で取り除くので、布団の中にはほぼ活動しているダニやカビ菌は存在しません。
高温乾燥機で乾かした時点で、ダニやカビ菌は生きることができないからですね。
このように、布団をクリーニングに出すことで汚れやダニ、カビ菌も一掃され、きれいな布団で眠ることのできるメリットがあります。
アレルギーの予防対策になる
汚れた布団で寝ることによって起こるアレルギーの原因は、ダニやアレルゲン(ダニの死骸やフン)、カビによるものがほとんどです。
そうしたとき、布団をクリーニングに出すことで、アレルギーの原因となり得る汚れを全てを洗い流して一掃してくれます。
布団からダニやアレルゲン、カビがいなくなれば、アレルギーを引き起こすことや悩まされることも少なくなるはず。
布団をクリーニングすることはアレルギーの予防対策となるので、とてもメリットが大きいと言えます。
なお、クリーニング業者によってはオプションで防ダニ加工ができるため、ダニを寄せ付けない状態を長く保つことができますよ。
睡眠の質が上がる
クリーニングに出した布団は大量の汚れが取り除かれているため、人間から排出された汚れやアレルギーの原因ともなるダニやカビはいません。
このとき、布団の中綿はほぐしてあるので弾力性があり、ふっくらした布団に仕上がっています。
クリーニング後の布団で眠ることは非常に心地よく、清潔なため突然のかゆみに襲われたりアレルギーを引き起こす心配も基本ありません。
心地よい布団で眠ることはとてもリラックスができるので、質の良い睡眠を取ることができて、無駄な疲れを感じることなく朝を迎えることができますよ。
ペットの粗相も洗い流せる
犬や猫などのペットを室内で飼っている場合ですが、一緒に寝たりおしっこをされると布団が汚れますよね。
このとき、クリーニング業者によってはペットによる布団汚れもきれいに洗い流してくれます。
こうしたペットによる汚れた布団は衛生上の関係により、一般的なコインランドリーで洗うことができません。
また、店舗型のクリーニング店でも断られることが多いです。
ですが、ペットによって汚れた布団でも引き受けてくれるクリーニング業者にお任せすれば、しっかり汚れを洗い流してきれいに仕上げてくれますよ。
洗えない布団も洗浄可能
布団の種類によっては洗濯表示マークが全てバツとなっているため、自宅やコインランドリーでは洗うことができません。
そのため、洗いたくても洗う手段がなくそのまま使い続ける人や、仕方なく処分される人もいます。
ただ、洗濯表示が全てバツであったとしても、クリーニング業者によっては問題なく引き受けてくれますよ。
例えば、布団の素材が真綿、シルク、オーガニックになると非常に取り扱いが難しいので、自宅やコインランドリーでの洗濯はもちろんのこと、一般的なクリーニング店でもお断りされる可能性は高いです。
ただ、こうした特殊な素材を使用した布団であっても、布団専門のクリーニング業者に依頼することで、きれいに仕上げてもらうことができるんです。
これなら衛生上よくない布団を使い続ける必要もなく、処分せずともよいので助かりますね。
布団をクリーニングに出すメリットは大きいが注意点もあり

前述のように、布団をクリーニングに出すメリットはたくさんあります。
ただし、以下の内容について注意しておく必要もあります。
- クリーニングに時間がかかる
- 布団クリーニングの料金は高め
- 布団の種類、状態によってはお断りされることもある
それぞれについて、以下でご説明をしていきます。
クリーニングには時間がかかる
実のところ、布団をクリーニングに出すと1~2週間ほどかかることが一般的で、繁忙期であればそれ以上の日数を必要とする場合もあります。
依頼をするクリーニング業者にもよりますが、布団専門の業者にお任せする場合は、全国の布団を対応していることが多いため、どうしても時間がかかるとのこと。
そのため、事前に利用するクリーニング業者の公式サイトや問い合わせで納期を確認し、余裕を持って依頼することが大切です。
布団クリーニングの料金は高め
クリーニング業者にもよりますが、布団のクリーニング代は1枚約8,000円ほどが一般的です。
こうしてみると、布団をクリーニングに出すことがとても高く思えますよね。
ただ、ダニやアレルゲン、カビの胞子をしっかり洗い流してくれるので、きれいに仕上げてもらえるメリットはあります。
購入してから一度もクリーニングしていない布団は汚れがひどいと思うので、多少高くても健康維持のために割り切りたいところです。
布団の種類、状態によってはお断りされることもある
残念ながら、クリーニング業者でもお断りされる布団は少なからず存在します。
例えば、あまりにもひどい汚れや臭い、破れ・穴が開いている、低反発ウレタン布団など、特殊なケースはお断りされてしまうことが多いんです。
衛生上の関係もありますが、布団に破れや穴があると丸洗いの際に状態がひどくなるかもしれません。
また、そもそもクリーニングに適さない素材でできた布団は洗うことができないので、お断りされてしまうんですね。
そのため、依頼前にサイトで対応可能な布団であるかを確認しておくことが大切です。
布団をクリーニングに出すメリットのまとめ
今回は、布団をクリーニングに出すメリットについてお伝えしていきました。
布団をクリーニングに出すことには注意点もありますが、基本的にメリットの方が上回ります。
例えば、長年使用している布団に蓄積した汗や臭いによる汚れをはじめ、ダニ、カビも一掃されきれいに仕上げてもらうことができます。
その他、難しい布団でも対応してもらえる業者もあるので、無駄に捨てる選択を取る必要がありません。
なお、宅配型の布団クリーニング業者を利用すると、自宅から発送と受け取りをすることができます。
わざわざ店舗まで布団の持ち込みと受け取りをする必要がないので、手っ取り早く依頼したい場合は、布団宅配クリーニングを利用してみてください。
それでは、今回はこれで以上です。
