どうも、音無です。
布団は毎日使用する寝具なので、いつも清潔な状態にしておきたいですよね。
ただ、布団の清潔さを維持することは意外と難しく、仮に洗濯するにしても自ら洗うことはとても大変です。
そのため、多くの人はクリーニングに布団を出す選択をします。
クリーニングに出せば簡単に布団を洗ってもらうことができ、気になる汚れや臭い取り除いて快適に眠ることができるからです。
とは言え、「布団の清潔さを保つためには、どれくらいの頻度でクリーニングに出すべき?」と悩まれているかもしれません。
そこ今回は、布団をクリーニングに出す頻度や時期にタイミングなどについて、ご紹介をしていきます。
布団をクリーニングに出す頻度は1年に1回が理想的

まず、布団をクリーニングに出す頻度ですが、基本的に1年に1回のペースでクリーニングに出すことが理想的ですね。
なぜなら、布団は使い続けることで以下のような汚れが蓄積するため、衛生上好ましくないからです。
- 汗による汚れ
- 皮脂の汚れ
- ダニやフンの汚れ
- 菌による汚れ
- 臭いによる汚れ
このように、布団は使い続けることで汚れが蓄積していくため、そのまま使い続けることは健康面でよくはありません。
もちろん、定期的に天日干しをすると多少は汚れを落とすこともできますが、汗による汚れや臭い、ダニを取り除くことは難しいのが実情です。
特に、ダニは高温でなければ駆除することができず、天日干しでは温度が低い布団の裏側へ逃げてしまうので取り除けないんですよ。
ちなみに、ダニを駆除する場合は最低でも50度以上の高温で、20~30分ほど加熱しなければ死滅しません。
こうした問題が発生するため、年に1回の頻度でクリーニングに出すことが理想的です。
寝汗によって布団は汚れている
私たちは睡眠中、季節に関係なく汗をかいています。
汗をかく量は通常約200mlで、コップ1杯分ほどですね。
ただ、夏場の熱帯夜では約500ml以上の汗をかくこともあります。
なお、ほとんどの汗は下着やパジャマによって吸収されますが、当然布団にも少なからずついてしまいます。
こうしたことが毎日繰り返されると、段々と布団に汗が蓄積してカビやダニが発生しやすくなるんですよ。
また、汗による臭いも発生するため、布団を洗濯してあげなければ快適に眠ることができないデメリットもあります。
厚生労働省を参考にしたクリーニングの頻度
旅館業の話になるのですが、厚生労働省の「旅館業における衛生等管理要領」では、布団の洗濯に対して以下のように公表しています。
(寝具の管理)
1)布団、枕、毛布及びこれに類するものは、日光消毒と十分なはたきを適切に行い、1月に1回以上、その中心部の温度をおおむね60℃30分間加熱乾燥する方法又はこれと同等以上の効力を有する方法による加熱処理(暫定的処理基準とする。)を行うことが望ましいこと。
また、布団及び枕にあっては、6月に1回以上その汚れ等を除去するため丸洗い(洗濯物に洗剤液及び水を直接吹きつけるなどして行う洗濯方法であり、もみ洗い処理工程がないものをいう。以下「布団丸洗い」という。)を行うことが望ましいこと。この場合、布団丸洗いは、前記と同様の効力を有する加熱処理工程を含めることが望ましいこと。
引用:厚生労働省 「旅館業における衛生等管理要領」
つまり、厚生労働省の公表では、「6ヵ月に1回は布団の丸洗いをすることが望ましいですよ」と言った感じです。
このことを参考にすると、家庭用の布団も年に1回はクリーニングに出すことが大切ですね。
羽毛布団もクリーニングが必要?
「羽毛布団は洗わなくていいの?」と悩まれる人も、意外とたくさんいます。
確かに、羽毛布団は保湿性に優れているので、月に1回~2回を目安に天日干しするだけで問題がないと思うかもしれません。
ただ、冬場の寒い時期に羽毛布団はよく使用しますが、人間は季節に関係なく約200mlの汗をかいています。
そのため、羽毛布団も使い続けることによって汗がたまり、カビやダニが発生してしまう可能性があるんです。
なので、羽毛布団を押し入れなどにしまう時期を目安に年1回はクリーニングに出すと、次に使用するときにはきれいな状態で使うことができますよ。
布団をクリーニングに出す適した時期

布団をクリーニングに出す適した時期ですが、季節の入れ替わるタイミングがベストです。
ほとんどの人は夏に薄いタオルケットを使用して眠り、冬は暖かくして眠ることができるよう、毛布や羽毛布団を使用して眠ります。
そのため、季節ごとに布団を入れ替えるタイミングを見計らってクリーニングに出すことが最適です。
例えば、夏はとても暑い季節となるため、寝ている間でもしっかり汗をかいています。
このとき、汗や皮脂などの汚れが布団にたまってしまうため、ものすごく不衛生な状態となっている可能性は高いですね。
なので、夏が終わり次第クリーニングに出すことがおすすめです。
一方、冬場でも汗や皮脂によって布団は汚れています。
実は、冬場に使用していた羽毛布団などをそのままにしておくと、梅雨に入る時期には不衛生な状態になっていることがあります。
梅雨の時期は1年で最も湿気の多い季節となるため、カビやダニなどが繁殖してしまうことが原因なんですよ。
こうした事情があるので、梅雨を迎える前に布団をクリーニングに出すことも適しています。
このように、季節の入れ替わるタイミングを考慮して布団をクリーニングに出すと、清潔な布団を保つことができるはずです。
布団をクリーニングに出す頻度は状態によってもタイミングが異なる

前述でお伝えしたように、布団をクリーニングに出す頻度は年に1回をベースに、季節の変わる時期を見計らって行うことがベストです。
ただ、布団の状態によっては早めにクリーニングに出した方がいい場合もあります。
具体的には、以下のような状態です。
- 汚れが目立ってきた
- カビが生えてきている
- 赤ちゃん・ペットと寝ている
- 布団を敷きっぱなしにしていた
それぞれについて、以下でご説明をしていきます。
汚れが目立ってきた
人によってはものすごく汗をかいてしまうことがあります。
このとき、天日干しで乾かすことは大事なのですが、汗をかく量によっては塩分が汚れとなって目立ってくるため、気になったり汗臭いと思うかもしれません。
何より、毎日布団を干すことができないことも考えられます。
そのため、あまりにもひどく汗汚れや臭いがする、天日干しをしても湿った感じがするなどの場合は、早めにクリーニングに出す方が汚れを悪化させずに済みます。
カビが生えてきている
梅雨の時期は特に多いのですが、布団にカビが生えてくることがあります。
カビの生えた布団で毎日寝てしまうと、眠っている間に大量の胞子を吸い込むことになってしまうんです。
カビの胞子を吸い込むことで感染症やアレルギーなど、さまざまな症状を引き起こす原因となってしまいます。
例えば、咳、発熱、気管支炎、アトピー性皮膚炎を発症するケースがあるようですね。
こうした事態を引き起こす前に、一度きれいに洗濯することも大切です。
赤ちゃん・ペットと寝ている
赤ちゃんやペットと一緒に寝ていることで気になるのは、おねしょの汚れやおしっこ跡がついてしまうことです。
また、ペットと一緒に寝るとダニが繁殖しやすい傾向にあるため、気を付ける必要があります。
ダニを吸い込むことでアレルギーを引き起こす可能性も否定できないので、心配であれば早めにクリーニングに出すと安心です。
布団を敷きっぱなしにしていた
私は一度失敗したことがあるのですが、布団を敷きっぱなしにすることは厳禁です。
特に、フローリングは通気性が悪いため、湿気がすぐにたまって布団にカビが生えやすくなります。
これは、フローリングが水分をはじきやすくしていることが原因です。
フローリングにすのこを置いて、布団を敷くのであれば通気性がよくなるので多少は問題ないのですが、そうでない場合はカビが繁殖しやすくなるので一度洗濯した方が安心ですよ。
ちなみに、私のときは布団の裏側にものすごくカビが生えてしまっていたので、捨てるしか方法がありませんでした…。
布団をクリーニングに出す頻度や時期・タイミングのまとめ
今回は、布団をクリーニングに出す頻度や時期にタイミングなどをお伝えしていきました。
布団をクリーニングに出す頻度に悩む人は意外と多いのですが、基本的には年に1回を心がけると、清潔な布団を保つことができるようになります。
クリーニングに出す適切な時期については、夏が終わる時期や梅雨に入る時期など、季節の変わり目を意識すると、毎回きれいな布団で眠ることができますよ。
ただし、布団の状態が悪い場合は頻度や時期に関係なく、クリーニングに出す方がベストですね。
例えば、「毎日汗をかいてニオイがきつくなってきてる…」「布団にポツポツとカビが生えてきた」などの場合は、一度洗濯をしてもらった方が布団を長持ちさせることができます。
こうしたことを理解しておくと、毎日清潔できれいな布団で眠ることができるはずです。
それでは、今回はこれで以上です。
