どうも、音無です。
8月ともなると、夏真っ只中なわけですが、こうした時期に地震が起こると非常に辛いところです。
夏特有の暑さと重なる時期でもあるため、被害が拡大する恐れがあるからです。
例えば、夏に地震が発生して停電が起こると、扇風機やエアコンが使えないため、「熱中症」を引き起こす確率はとても高くなります。
こうした、二次災害に遭わないためには、夏場に地震が発生しても対応できる防災グッズの備えをしておいた方が安心です。
そこで今回は、夏の地震に備えておきたい防災グッズについてご紹介をしていきます。
夏に地震が発生することで起こるリスク

大地震が発生すると、広域にわたり甚大な被害を受けることになります。
このとき、夏場に地震の影響で起こると怖い二次災害の一つが、「ライフラインの寸断」です。
ライフラインが寸断してしまうと、基本的に電気、水道、ガスは使用できません。
そうしたとき、夏場にライフラインが寸断することで、どのような影響があるのかをご紹介していきます。
熱中症になる可能性が非常に高くなる

夏場にライフラインが寸断されてしまうことで怖いのは、夏の暑さから発症する「熱中症」です。
熱中症を予防するには、「こまめな水分補給」「エアコン・扇風機で涼む」などがありますが、ライフラインが寸断するといずれも簡単に行うことはできません。
なお、熱中症は体内の水分や塩分が失われたり、体温の調節機能が働かなくなったときに発症する病気で、「めまい、頭痛、けいれん」などを引き起こします。
最悪、命を落とす病気でもあるので注意をしなければいけません。
実は、私の親戚が学生時代に部活でサッカーをしている最中に、熱中症と似た病気の「日射病」を引き起こし、約1カ月の間目を覚ますことなく、死の淵をさまよっていたことがありました。
幸いにも回復して今は元気ですが、一歩間違えば命を落とすところであったとのこと。
熱中症は、主に気温の高い下で起こる病気で、日射病は太陽の光が原因となって起こります。
ただ、どちらも危険な病気であることには違いないので、夏場に地震が発生してライフラインが寸断された場合は、早急に熱中症を予防できる備えをしておくことが重要です。
食中毒のリスクもある

ライフラインの寸断で停電が発生すると、電気が通っていないので、冷蔵庫に入れていた食品や飲料水は徐々に傷みだしてきます。
このとき、ひどく傷んだ食品や飲料水と気付かずに摂取してしまうと、「食中毒」を引き起こすリスクがあるのです。
食中毒を起こすと、「腹痛、下痢、嘔吐、発熱」などの症状が現れ、ひどくなると病院で治療を受けなければ治まりません。
夏場は飲食物が傷みやすく、また食中毒細菌が最も増えやすい時期でもあるため、よく注意をする必要があります。
汗や汚れからくる臭いでストレスを感じることも

夏場に地震が発生してライフラインが寸断すると、お風呂に入ることができないので簡単に汗を流すことができません。
そのため、汗や汚れによって頭がかゆくなったり、髪や全身が臭ってきたりしてしまいます。
夏場は外気温が高いため、すぐに汗をかいて汚れや臭いが目立つようになるので大変なことに。
こうしたことでストレスを感じる人は少なくありません。
特に、女性は臭いに敏感なので、大きなストレスを感じて「頭痛、めまい、イライラ、不眠、肌荒れ」など、その他にも症状が発症することがあります。
こうしたことを防ぐために、ライフラインが寸断中でも、簡単に清潔さを保つことのできる備えをしておくことが重要です。
夏の地震発生に備えておくべき主な防災グッズ

夏場の地震は暑さの影響もあり、様々な被害が拡大してしまいがちです。
そのため、被害をできるだけ軽減するために、夏場の地震に備えておきたい主な防災グッズをご紹介していきます。
一般的な防災グッズとあわせて、備えておくと役立つので参考にしてみてください。
保存水、経口補水液

夏場は熱中症になるリスクがとても高いため、こまめな水分補給が重要です。
そのため、断水しても水分補給ができるように、「保存水」や「経口補水液」を備えておくと安心です。
保存水を備蓄しておけば、簡単に水分補給を行うことができ、経口補水液は軽度から中等度の脱水状態時に飲むと、体に必要な水分と電解質(塩分)を補給することができます。
なお、経口補水液とスポーツドリンクの違いに疑問を持つ方が意外と多いようです。
これについてご説明すると、経口補水液はスポーツドリンクと比べて電解質濃度が高く、また水と電解質の吸収を早めるために糖濃度が低くなっています。
要約すると、日常生活やスポーツ後であればスポーツドリンクで十分で、軽度から中等度の脱水状態にある場合は経口補水液が適しているようです。
もちろん、どちらかだけでなく両方を備えておくと安心なので、どうするべきかをよく検討して準備しておくことが大切です。
その他、簡単に食べることのできる「塩タブレット」を備えておくことも、熱中症対策になります。
ちなみに、保存水は1人当たり1日3リットルを目安に、3日分以上の備えをしておくことが推奨されています。

ウエットティッシュ、体拭きシート

夏場に地震が発生して断水してしまうと、手や体の汚れや臭いを取り除くことが難しくなります。
そのため、手の汚れや体の臭いを取り除くことができるように、「ウエットティッシュ」や「体拭きシート」を備えておくと安心です。
ウエットティッシュや体拭きシートがあれば、水を使わなくても簡単に汚れや臭いを取り除いて清潔さを保つことができます。
そのため、防災グッズと一緒に備えておくと、あなたの大きな助けとなってくれるはずです。
なお、臭い対策として「消臭スプレー」を用意しておくこともおすすめできます。

ドライシャンプー

手や体の汚れ、そして臭いを取り除くだけでなく、髪を清潔に保ちたいと思う方は少なくありません。
特に、女性は汚れや臭いに敏感なので、どうにかして対処したいところ。
そうしたときは、「ドライシャンプー」を備えておくと髪を洗うことができます。
水やお湯を使うことなく、髪を洗うことができる仕様なので、簡単に清潔さを保つことが可能です。
使用後は爽快感もあるので、夏場の地震に備える防災グッズの一つとして準備しておくと役立ちます。
小型扇風機、うちわ

地震の影響で停電が起きると、電気が通っていないのでエアコンや扇風機を使うことができません。
このとき、暑い中で我慢をしすぎると熱中症になる可能性が高くなってしまいます。
そのため、停電中でも簡単に涼むことができるよう、「小型扇風機」や「うちわ」を用意しておくと役立ちます。
小型扇風機は、基本的に電池を入れて動く仕様なので、電源を入れると涼むことが可能です。
さらに、うちわも用意しておくことで、自ら扇ぐ必要はありますが、体の熱を冷まし涼むことができるようになります。
帽子、日傘

夏場に直射日光を当たり続けるのは、熱中症になるリスクを高めてしまうだけです。
そのため、夏場の太陽光から体を守るために、「帽子」や「日傘」を備えておくことが大切です。
帽子と日傘を使用すれば、太陽の光を遮り熱中症になるリスクも抑えることができるので、あなたの助けとなってくれます。
なお、女性には日焼け対策として、「アームカバー」「サングラス」「日焼け止めクリーム」を準備しておくこともおすすめです。
クーラーボックス

地震の備えとして保存食や飲料水を備蓄していても、夏の暑さで傷んでしまうかもしれんません。
当然ながら、傷んでしまうと摂取することはできず、無理に摂取すると食中毒を引き起こすことがあります。
こうしたことを防ぐために、電気を使用しなくても飲食物を保冷できる、クーラーボックスを用意しておくと安心です。
夏の暑さからでもしっかり保冷し、鮮度も保ってくれるのでとても便利です。
夏場の停電中にあると大きな助けとなるので、「クーラーボックス」を1つは備えておくと飲食物を傷める心配がないので安心です。
ポータブル電源

停電対策としてポータブル電源を備えておくと、様々な家電製品の電力供給に使用することができます。
ポータブル電源の種類によって能力は異なりますが、テレビ、スマートフォンの充電、扇風機などに電気を供給することが可能です。
地震によって停電が起こると、被害の規模によってはすぐに復旧はされません。
例えば、阪神・淡路大震災では260万戸の停電復旧に6日間、東日本大震災においては400万戸超えの停電復旧までに7日間ほど時間がかかっています。
それ程の日数を、夏場の気温に耐えながら生活することは現実的ではありません。
そのため、停電対策として「ポータブル電源」を1台備えておくと、地震だけでなくどのような災害からでもあなたや家族の助けとなってくれます。

まとめ:夏に適した防災グッズを備えて身の安全を守る

今回は、夏の地震に備えておきたい防災グッズについてご紹介をしました。
夏場に地震が起こると気温の高さが影響し、様々な被害が発生します。
例えば、ライフラインの寸断、熱中症、食中毒などの被害です。
この他、夏の暑さで汗をかき、汚れや臭いがきつくなってストレスを感じることもあります。
そのため、夏場に地震が発生しても対処できるように、夏に適した防災グッズを事前に備えておくことが重要です。
日本は地震が起こる確率がとても高いので、何もない今のうちに備えをしておくと、「もしも」の時はあなたや家族の大きな助けとなってくれます。
本記事を参考に、夏場における地震の備えを行う検討をしてみてください。
それでは、今回はこれで以上です。
