一人暮らしの人がしておく地震の備え【自分自身で身を守る】

    どうも、音無です。

    一人暮らしをしているときにですが、地震が起こると自分自身で身を守る行動を取らなければいけないですよね。

    家族と一緒に住んでいたときとは違い、すぐに助けてくれる人が近くにいないですから。

    そのため、突然地震が発生しても慌てることがないように、普段から地震の備えや対策をしておくことが重要です。

    しかし、どのような備えをしておくべきかと悩まれるかもしれません。

    そこで今回は、一人暮らの人がしておくべき地震の備えについてご紹介していきます。

    目次

    一人暮らしの人が地震の備えでしておくべき対策

    冒頭でお伝えした通り、一人暮らしをしている場合は身近に助けてくれる人がいないので、地震が起こると自分自身で身を守ることのできる行動を取らなければいけません。

    そのために、日頃から身を守ることにつながる地震の備えをしておくことが重要です。

    そこで、ここではどのような備えをしておくことで、地震から身を守ることができるのかをご紹介していきます。

    転倒しそうな家具・家電製品はしっかり固定する

    家にいるときに地震が起こると、揺れの影響で家具や家電製品などが転倒したり、落ちたりすることがあります。

    例えば、1995年に発生した、阪神・淡路大震災では多くの人が家具類の下敷きとなり、負傷、もしくは圧死により亡くなられました。

    実のところ、私も地震の揺れで食器棚が倒れてきて下敷きとなった経験があります。

    ですが、運よく机が支えとなって完全に押しつぶされることなく助かりました。

    こうした危険もあるので、一人暮らしをしている場合は、地震の揺れで家具類が転倒しないように対策することが重要です。

    具体的には、タンスや本棚と天井の隙間に「転倒防止棒」を取り付ける、あるいは「耐震用ストッパー」をさしこむことで転倒を防ぐことができます。

    このとき、テレビ、冷蔵庫、電子レンジなどの家電製品も、耐震用のグッズを使用しておくことで、落下や転倒を防ぐ効果を期待できます。

    なお、私の経験からお伝えすると、たとえ家具類や家電製品を固定する対策を講じたとしても、完全に転倒しないわけではないので、「布団」もしくは「ベット」付近に置かないことが理想的です。

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    懐中電灯・スリッパ・緊急用ホイッスルは手の届く範囲へ

    地震の備えとして、懐中電灯・スリッパ・緊急用ホイッスルの3点を手の届く範囲に置いておくと安心です。

    例えば、地震の影響で停電が起こり、電気が使えなくなることがあります。

    また、揺れの影響で荷物やガラス片などが地面に散乱してしまうこともあるのです。

    そうしたときに、懐中電灯やスリッパを近くに置いておくと、停電中でも周囲を照らして状況を確認したり、散乱物で足を怪我しないようにすることができます。

    なお、緊急用ホイッスルは部屋に閉じ込められることを想定した備えです。

    部屋に閉じ込められてしまうと、一人暮らしでは助けを呼ぶことができません。

    このとき、緊急用ホイッスルを吹くことで、周囲にあなたの居場所や存在を知らせることができるようになります。

    避難所・避難経路の確認も忘れずに

    あなたが一人暮らしをしている地域の、避難所を確認しておくことも大切です。

    実のところ、地震が発生して部屋から飛び出すも、どこへ避難すればいいのかと悩まれる方は少なくありません。

    そのため、地震などの災害が発生したときは、「この避難所へ行く!」という場所を事前に決めておくことが重要です。

    ただし、避難所だけではなく避難経路も確認しておく必要があります。

    例えば、狭い道路に多数の家が建ち並ぶ住宅街のルートを使って避難をすると、屋根瓦やガラス片が降ってきたり、ブロック塀が崩れて下敷きになる可能性があるからです。

    少々状況が異なるのですが、2018年に発生した大阪府北部地震では、地震の影響で小学校のブロック塀が倒れて女児が犠牲となる痛ましい事故が発生しました。

    こうした地震発生後に起こる、二次災害に巻き込まれることは十分考えられるので、避難をする際には最も安全なルートを使用することができるように、日々確認をしておくことが大切です。

    なお、避難場所や避難経路の決め方として、あなたが住んでいる自治体のホームページ、あるいは国土交通省のハザードマップポータルサイトから、ハザードマップを入手する方法があります。

    食料品、簡易トイレの備えは重要です

    一人暮らしをしている方に限った事ではありませんが、地震後の生活に困ることがないよう、食料品は必ず備えておかなければいけません。

    例えば、大規模な地震が発生すると高確率でライフラインが停止してしまいます。

    ライフラインが停止すると、電気・水道・ガスが使えなくなるので、食事を作ったり水分補給ができなくなります。

    このとき、簡単に食べ飲みできる、食品や飲料水をお店に買いに行こうと考える人は少なくありません。

    しかし、同じことを考えていた人がすでにお店に殺到しており、商品のほとんどが売り切れてしまうのです。

    これについては、阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震など、大きな地震が発生する度に確認されています。

    そのため、食べ物や飲み物がなくて困ることがないように、最低でも3日間は生活できるように食料品を備えておくことが重要です。

    なお、電気や水道が止まるとトイレの水は流せないので、3日分以上の簡易トイレも備えておくと安心です。

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    一人暮らしでは地震に備えて避難用の防災グッズの準備も重要

    一人暮らしの人は自宅用の備えも大切ですが、避難所で生活することを前提とした備えをしておくことも重要です。

    なぜなら、地震の影響で家に住むことができず、避難所で生活せざるを得ないことがあるからです。

    ちなみに、避難所では救援物資の提供を受けることができますが、あなたが生活できるだけのものを手に入れることができるとは限りません。

    そのため、地震時に役立つ防災グッズを揃えてリュックに詰め込み、すぐに持ち出せるよう玄関先に備えておく必要もあります。

    なお、「どんな防災グッズを揃えればいいんだろう…」と悩まれる場合は、以下の記事もあわせてチェックしてみてください。

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    まとめ:一人暮らしでも地震の備えをしておくと安心

    今回は、一人暮らしの人がしておくべき地震の備えについてご紹介しました。

    一人暮らしをしていると、地震が発生しても、自分で身を守ることのできる行動を取らなければいけません。

    もし、あなたと最も接点のある家族がそばにいれば、力を合わせて助け合うことはできます。

    しかし、一人暮らしの場合そうはいきません。

    近くに家族がいない以上、あなた自身でどうにかして身を守らなければいけないからです。

    このとき、あらかじめ地震に備えた防災グッズの準備や、家具類の転倒防止対策をしておくと、あなたの身を守る大きな助けとなってくれます。

    日本は、地震が起こる確率がとても高く、今後も発生する可能性は十分考えられます。

    そのため、「自分で自分の命を守る」ためにも、一人暮らし用の備えをしておくことが重要です。

    それでは、今回はこれで以上です。

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