外出時の地震発生に備えて持ち歩く防災グッズ【基本的な行動も解説】

    どうも、音無です。

    地震は前触れなく発生するわけですが、自宅で「もしも」に備えた準備を日頃からしておくことが重要です。

    しかし、地震は自宅にいるときのみ起こるわけではありません。

    例えば、会社で働いているときや、学校で授業を受けているときなど、あらゆる時間帯に突然として発生します。

    そのため、外出時にも地震は起こるのだと想定した備えをしておくことが大切です。

    そこで今回は、外出時の地震発生に備えた防災グッズについてご紹介していきます。

    外出時での、基本的な身を守る方法についてもご紹介しているので、参考にしてみてください。

    目次

    外出時に最適!持ち歩くことで役立つ地震に備えた防災グッズ

    自宅の備えであれば、様々な防災グッズを準備しておくことができます。

    しかし、外出時に本格的な防災グッズを常に持ち歩くことは現実的ではないため、最低限の数に絞ることが大切です。

    具体的には、外出用に以下のような防災グッズを備えておくと、あなたの助けとなってくれます。

    • 少量の食べ物、飲料水
    • 携帯トイレ
    • モバイルバッテリー
    • ハンカチ、ウエットティッシュ
    • 緊急用ホイッスル
    • 常備薬、マスク、生理用品(女性)
    • 現金、身分証明書

    少量の食べ物、飲料水

    自宅まで距離がある、あるいは地震の影響で交通機関がマヒすることに備え、少量の食べ物と飲料水を持ち歩いておくと安心です。

    例えば、クッキー、アメ、カロリーメイトなどをポーチに入れておくと、空腹を抑えることができます。

    空腹状態が長く続くと、不安、イライラ、集中力の低下などにつながるので、外出時には少量の食べ物を持ち歩くようにすることが重要です。

    なお、水分補給用として、500mlほどのお茶や水を備えておくことも大切です。

    携帯トイレ

    外出時ですが、現在地によってトイレに行くことができないこともあります。

    例えば、電車内や高速道路上で地震が発生すると、すぐにはトイレに行くことはできません。

    電車が緊急停止したり、車が動かず渋滞となってしまうからです。

    そのため、どこでも使用できる男女兼用の携帯トイレを備えておくことが大切です。

    人によって、トイレに行く回数は異なりますが、2~3回分の携帯トイレを持ち歩くようにしておくと安心です。

    モバイルバッテリー

    携帯電話やスマートフォンには、基本的にテレビやラジオ機能が搭載されています。

    地震発生時には、情報収集をすることがとても大事なので、こうした機能を利用するとあなたの大きな助けとなってくれるはずです。

    なお、小型ライトを備える手もあるのですが、携帯電話やスマートフォンにはライト機能も搭載されています。

    ライト機能を使うと、暗い場所でも周囲を確認しながら行動できるので、こうした意味でも携帯電話やスマートフォンはとても重要です。

    ただし、携帯電話やスマートフォンも、電池が切れると使用することができません。

    そのため、外出時にはモバイルバッテリーを持ち歩くようにしておくと安心です。

    ハンカチ、ウエットティッシュ

    ウェットティッシュを備えておくことで、地震時に蔓延しやすいホコリの汚れを落とすことができます。

    水がなくても、簡単に汚れを落として清潔さを保つことができるので、普段から持ち歩いておくと安心です。

    なお、ハンカチは汗や手を拭く際に使うことが多いのですが、火災の発生時には口や鼻を覆いながら避難をすることができます。

    煙や刺激性の強いガスを吸い込むことを低減することができるので、ハンカチがあると負担を軽減しながら迅速に避難をしやすくなります。

    緊急用ホイッスル

    建物内にいるときに地震が発生すると、内部の損壊により閉じ込められて脱出できないことがあります。

    そうしたとき、大きな声で助けを求めることもできますが、常に声を出し続けるのは喉への負担が大きいです。

    また、体力の消耗が激しいときは、大声を出して助けを呼ぶことが困難なこともあります。

    そのため、少し息を吹き込むだけで大きな音を発する緊急用ホイッスルを備えておくと、喉への負担や体力の消耗を減らして助けを求めることができます。

    常備薬、マスク、生理用品(女性)

    地震の影響によっては、すぐに自宅へ戻ることはできません。

    そのため、持病などで薬を飲んだり使う必要がある場合は、外出用に常備薬を備えて持ち歩くことが重要です。

    なお、地震の影響で蔓延しやすいホコリや感染予防対策として、マスクを備えておくことも大切です。

    現金、身分証明書

    電子マネーやクレジットカードの普及により、キャッシュレスにて支払いを行う人が増えてきました。

    キャッシュレスは現金を使わず簡単に支払いができるほか、ポイントも貯まることがあるので便利かつお得です。

    そのため、キャッシュレスだけに頼り現金を持ち歩かない人も増えているのですが、外出時には少額でも備えておくことが重要です。

    なぜなら、地震の影響次第では停電が起こることもあり、停電中にはキャッシュレスを利用して支払いを行うことができません。

    そのため、欲しい商品が購入できない事態を防ぐために、外出時には現金を持ち歩くことも大切です。

    なお、身分証明書はあなたの身元を証明するために必要なこともあるので、運転免許証や保険証を持ち歩いておくと安心です。

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    外出時は地震発生時にいる場所によってとるべき行動が異なる

    地震が発生したとき、あなたがいる場所によって最適な行動を取らなければいけません。

    もし、適切な行動を取らなければ二次災害に巻き込まれ、怪我をしたり最悪死に至ることもあります。

    そのため、身を守るためには日頃から、居場所に応じて適切な行動の仕方を理解しておくことが重要です。

    そこで、外出時の地震発生に居合わせやすい場所での、基本的な身を守る行動の仕方についてご紹介をしていきます。

    屋外

    屋外にいるとき、地震の影響で建物の倒壊やガラス、看板の落下などに巻き込まれる可能性があります。

    そのため、落下物に備えてカバンなどで頭を守りながら、できるだけ広い場所へ避難をすることが重要です。

    例えば、広い公園や学校敷地内であれば、建物の倒壊や落下物に巻き込まれる可能性を低くすることができます。

    なお、ガソリンスタンドへ避難することも有効な手段です。

    ガソリンスタンドは消防法により、厳しい耐震基準をクリアしなければ営業すことができません。

    このとき、近くにガソリンスタンドがある場合は、耐震性に優れた基準を満たしていることになるので、安心して避難をすることができます。

    商業施設内

    商業施設などの建物内にいるときに、地震が発生した場合は、頭上に注意しつつショーケースや陳列棚から離れることが重要です。

    例えば、買い物かごやバッグで頭を守り、柱付近や壁際に身を寄せると比較的安全です。

    揺れが収まったら出口へゆっくり向かう、あるいは従業員の指示に従い行動すると安全に避難できます。

    なお、エレベーターを利用時に地震が発生したときは、一番早い階層のボタンを押して避難をすることが大切です。

    ただし、途中で緊急停止をした場合は、備え付けの非常用電話や携帯電話を使って消防署へ電話をすると、救助に駆けつけてくれます。

    電車、バス、車の運転中

    公共の乗り物や、車の運転時に地震が発生した場合、それぞれに適した方法で安全を確保する必要があります。

    電車の利用時

    電車の走行中に地震を感知した場合、列車は運転手が手動あるいは自動で緊急停止します。

    そのため、将棋倒しにならないように、つり革や手すりにしっかりつかまることが大切です。

    座席に座っている場合は、頭を守りながら態勢を前かがみにし、揺れで吹き飛ばされないように足をしっかり踏ん張ることが有効です。

    なお、緊急停止後は勝手にドアを開けて外へ飛び出してはいけません。

    基本的に、地震を感知すると電車は緊急停止をしますが、中には停止走行中の場合もあります。

    こうした停止走行中の電車にはねられる可能性もあるので、乗務員の指示に従い避難をすることが大切です。

    バスの利用時

    走行中に地震を感知した場合は、揺れに備えて路肩などに停車する行動がとられます。

    停車するまでの間は、両手でつり革にしっかりつかまる、または姿勢を低くして頭を守るようにすると身を守ることができます。

    停車後、運転手はバス会社への無線、ラジオなどで情報を得て対応をしてくれるので、指示に従って行動することが大切です。

    なお、迅速に避難をする必要のある場合は、乗務員の指示のもと道路を通行する車、バイク、周囲の建物倒壊や落下物などに気をつけながら避難をすることが重要です。

    車の運転中

    車の運転中であれば、ハザードランプを点灯して徐々に減速をし、道路の左側に寄せて停止することが大切です。

    その後、カーラジオや携帯電話で地震情報を確認し、避難が必要な場合は車、徒歩などで移動をします。

    なお、車を置いて避難をする場合は、キーをつけたままドアロックもせずに避難をすることが重要です。

    これは、緊急時に車を移動させる必要のある場合に、簡単に動かすことができるようにするための措置です。

    山、川、海の付近

    山、川、海の付近にいる場合は、それぞれに適した場所へ避難をする必要があります。

    例えば、山であれば崖崩れ、落石に巻き込まれる可能性があります。

    そのため、なるべく高い場所や建物に避難をすることが大切です。

    なお、川では氾濫、海では津波が起こることもあります。

    事実、2011年に発生した、東日本大震災では津波が起こり、多くの方が飲み込まれて亡くなりました。

    そのため、山での避難方法と同様に、できるだけ高い場所に避難をすることが重要です。

    まとめ:地震に備えた外出時の防災グッズを用意し避難方法も把握する

    今回は、外出時に持ち歩くことで役立つ地震に備えた防災グッズについてご紹介をしました。

    地震はいつ発生してもおかしくはない自然現象です。

    そのため、自宅での備えはもちろんのこと、外出時に持ち歩く用の防災グッズを準備して携帯することが重要です。

    そして、外出時にいる場所に適した身の守り方を日頃からイメージしておく必要もあります。

    突然地震が起こると、すぐには行動できずに逃げ遅れることがあります。

    中にはパニックになり、行動できなくなる人もいるくらいです。

    こうしたことを防ぐために、日常生活の中で身の守り方をイメージしておき、外出時に役立つ防災グッズを備えて持ち歩くようにすると、あなたの大きな助けとなってくれます。

    それでは、今回はこれで以上です。

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