どうも、音無です。
イギリスの女王エリザベス2世に命名された、「クイーン・エリザベス」のクルーズ客船の名を聞いたことのある人は、結構いるのではないかと思います。
ただ、クイーン・エリザベスの名だけ聞くと、「エリザベス女王?」や「空母のクイーン・エリザベス?」なんて思い浮かべる人がいるかもしれませんね。
確かにイギリス女王の名ですし、イギリス海軍が運用する航空母艦もクイーン・エリザベスですから。
少しややこしいのですが、クイーン・エリザベスの名を持つクルーズ客船もあり、日本や世界各国に向けてクルーズツアーのサービスを提供しています。
ちなみに、パンフレットからどのような内装なのかなと見ていたのですが、ある程度イメージしていた通りで、英国ならではの気品を漂わせた作りでした。
そのためか、世界各国からクイーン・エリザベスへ乗船してクルーズ旅行を楽しむ人が多いようです。
パンフレットを見ると、実際に乗船したい気持ちも確かにわかります。
そこで今回は、クルーズ客船クイーン・エリザベスの船内及び、クルーズ料金などを調べたのでご紹介します。
将来的に乗船してみたいと考えている場合は、参考にしてみてください。
クルーズ客船クイーン・エリザベスのスペック

船名 | クイーン・エリザベス |
クラス | ラグジュアリー船 |
船籍 | バミューダ |
運航会社 | キュナード・ライン |
就航年月 | 2010年 改装:2018年 |
航路 | 国内、海外 |
総トン数 | 90,900トン |
全長 | 294m |
全幅 | 32.3m |
喫水 | 7.9m |
航海速力 | 21.7ノット(約40.1km/h) |
乗客定員 | 2,081名 |
乗組員 | 1,005名 |
デッキ | 12層 |
クイーン・エリザベスは、キュナード社が運用する大型クルーズ客船で、イギリス女王から船名に名を用いる許可を許されています。
そのため、名に恥じぬような英国の気品と優雅な内装に仕上げられています。
なお、外国船籍なので基本的に海外のクルーズツアーのサービスを提供しているのですが、日本発着クルーズも定期的に就航しています。
クイーン・エリザベスの客室情報
イギリスの伝統と文化を感じることのできる内装で統一されたクイーン・エリザベスですが、どのような客室を設けているのか気になる人は多いのではないでしょうか。
実のところ、客室のタイプは結構多いのですが、以下で簡単にご紹介をしていきます。
なお、客室は「ブリタニア」「ブリタニア・クラブ」「プリンセス・グリル」「クイーンズ・グリル」と分かれており、客室ごとに利用できるダイニング(食事室)が異なります。
シングル(内側・海側)


まずは、一人でクルーズ旅行を楽しみたい方に嬉しい、ブリタニアのシングルタイプからのご紹介です。
シングルタイプの部屋は、内側と海側の2つがあるのですが、違いは部屋の広さと窓があるかないかです。
それ以外はほとんど変わらないので、自分に合った部屋を利用すれば楽しいクルーズライフを送れると思います。
部屋タイプ | シングル |
部屋の広さ | シングル内側:約15㎡ シングル海側:約12㎡ |
ベッド | シングルベッド |
【客室内設備】
シャワー | サテライトテレビ | ダイレクトダイヤル式電話 |
冷蔵庫 | セーフティーボックス | 石鹸 |
シャンプー | ヘアドライヤー | バスローブ |
スリッパ | 220V:英国式3ピン 110V:米国式2ピン | ― |
スタンダード・デラックス(内側)


船内内側に設けられた、スタンダードとデラックスの客室です。
両方とも内側に客室が設けられているので、部屋の中からは外の景色を見ることはできません。
ただ、比較的リーズナブルな料金で利用できるので、船内施設を利用してクルーズを楽しみたい方にはおすすめな部屋です。
部屋タイプ | スタンダード/デラックス |
部屋の広さ | スタンダード内側:約14㎡ デラックス内側:約19㎡ |
ベッド | ツインベッド |
【客室内設備】
シャワー | サテライトテレビ | ダイレクトダイヤル式電話 |
冷蔵庫 | セーフティーボックス | 石鹸 |
シャンプー | ヘアドライヤー | バスローブ |
スリッパ | 220V:英国式3ピン 110V:米国式2ピン | ― |
海側


室内から海の景色を眺めることのできる、海側タイプの客室です。
お互い海側に面した客室なのですが、一部視界が遮られる部屋もあります。
これについては、予約時の段階で好きな部屋を選べるので、好みで選ぶと問題はないと思います。
それ以外はほぼ同じ構造の部屋のようです。
部屋タイプ | 海側(一部視界が遮られる) 海側 |
部屋の広さ | 約17㎡ |
ベッド | ツインベッド |
【客室内設備】
シャワー | サテライトテレビ | ダイレクトダイヤル式電話 |
冷蔵庫 | セーフティーボックス | 石鹸 |
シャンプー | ヘアドライヤー | バスローブ |
スリッパ | 220V:英国式3ピン 110V:米国式2ピン | ― |
海側バルコニー


海側に設けたバルコニー付きの客室です。
一部視界の遮られるタイプと、問題なく海を一望できるタイプの部屋がそれぞれ設けてあります。
もし、バルコニーへ出て視界が遮られたくない場合は、事前に普通の「海側バルコニー」タイプで予約しておくのがベストです。
部屋タイプ | 海側バルコニー(一部視界の遮りあり) 海側バルコニー |
部屋の広さ | 約21㎡ |
ベッド | ツインベッド |
【客室内設備】
シャワー | サテライトテレビ | ダイレクトダイヤル式電話 |
冷蔵庫 | セーフティーボックス | 石鹸 |
シャンプー | ヘアドライヤー | バスローブ |
スリッパ | 220V:英国式3ピン 110V:米国式2ピン | ― |
クラブ・バルコニー
ブリタニア・クラブの客室カテゴリーとなる、クラブ・バルコニーの部屋です。
少し広めの部屋にバルコニーが付いたタイプで、ゆったりとした船旅を満喫することができると思います。
部屋タイプ | クラブ・バルコニー |
部屋の広さ | 約24㎡ |
ベッド | ツインベッド |
【客室内設備】
シャワー | サテライトテレビ | ダイレクトダイヤル式電話 |
冷蔵庫 | セーフティーボックス | 石鹸 |
シャンプー | ヘアドライヤー | バスローブ |
スリッパ | 220V:英国式3ピン 110V:米国式2ピン | ― |
プリンセス スイート
プリンセス・グリルの客室カテゴリーとなる、プリンセス スイートの部屋です。
プリンセスの部屋は広々としたスペースがあり、バスルームにはバスタブが付いています。
お湯にしっかりつかりたい方は、プリンセス スイートを利用すると満足できる船旅となるはずです。
なお、ダイニングはプリンセス・グリルを利用でき、スイート客室専用の特典もついてきます。
部屋タイプ | プリンセススイート |
部屋の広さ | 約31㎡ |
ベッド | ツインベッド |
【客室内設備】
シャワー | バスタブ 車イス対応室を除く | サテライトテレビ |
冷蔵庫 | ダイレクトダイヤル式電話 | 石鹸 |
シャンプー | ヘアドライヤー | バスローブ |
スリッパ | 220V:英国式3ピン 110V:米国式2ピン | セーフティーボックス |
クイーンズ スイート
クイーンズ・グリルの客室カテゴリーとなる、クイーンズ スイートの部屋です。
部屋の内装がとても豪華に仕上げられていて、バスルームも広々としています。
更にジェットバスが完備されているので、お湯につかるととてもリラックスできることでしょう。
なお、クイーンズの客室からはクイーンズ・グリルのダイニングが利用でき、客室専用の嬉しい特典も付きます。
なので、充実したクルーズライフの時間を楽しめること間違いなしです。
部屋タイプ | クイーンズ スイート |
部屋の広さ | 約45㎡ |
ベッド | ベッドルーム |
【客室内設備】
シャワー | ジェットバス 車イス対応室を除く | サテライトテレビ |
冷蔵庫 | ダイレクトダイヤル式電話 | 石鹸 |
シャンプー | ヘアドライヤー | バスローブ |
スリッパ | 220V:英国式3ピン 110V:米国式2ピン | セーフティーボックス |
ペントハウス
船の中央エリアに位置するペントハウスの客室です。
部屋の広さは47㎡と広々としていて、ベッドルームとリビングエリアがほとんど独立しています。
バルコニーも広く、海風にあたりながら船旅を満喫できる部屋です。
部屋タイプ | ペントハウス |
部屋の広さ | 約47㎡ |
ベッド | ベッドルーム |
【客室内設備】
シャワー | ジェットバス 車イス対応室を除く | サテライトテレビ |
冷蔵庫 | ダイレクトダイヤル式電話 | 石鹸 |
シャンプー | ヘアドライヤー | バスローブ |
スリッパ | 220V:英国式3ピン 110V:米国式2ピン | セーフティーボックス |
マスタースイート
部屋の広さが約102㎡もある、マスタースイートの客室です。
ペントハウスの2倍ほどの広さで、ベッドルームとダイニングルームがそれぞれ独立しています。
部屋の面積に余裕があるので、とても快適にくつろげそうですね。
部屋タイプ | マスタースイート |
部屋の広さ | 約102㎡ |
ベッド | ベッドルーム |
【客室内設備】
シャワー | ジェットバス | サテライトテレビ |
冷蔵庫 | ダイレクトダイヤル式電話 | 石鹸 |
シャンプー | ヘアドライヤー | バスローブ |
スリッパ | 220V:英国式3ピン 110V:米国式2ピン | セーフティーボックス |
グランドスイート
クイーン・エリザベスで最も広い、グランドスイートの客室です。
部屋の広さは約128㎡と、間違いなく一番広い部屋です。
ベッドルーム・リビングルーム・ダイニングルームはそれぞれ独立しており、バルコニーはとても広々としています。
スイート限定の特典も合せて利用すれば、間違いなく思い出となるクルーズライフを楽しむことができるに違いありません。
部屋タイプ | グランドスイート |
部屋の広さ | 約128㎡ |
ベッド | ベッドルーム |
【客室内設備】
シャワー | ジェットバス | サテライトテレビ |
冷蔵庫 | ダイレクトダイヤル式電話 | 石鹸 |
シャンプー | ヘアドライヤー | バスローブ |
スリッパ | 220V:英国式3ピン 110V:米国式2ピン | セーフティーボックス |
クイーン・エリザベスの船内施設
上述では、クイーン・エリザベスの船内客室をご紹介しましたが、次に気になるといえば船内施設ではないでしょうか。
クルーズ船によって船内施設は大きく異なり、それがクルーズ旅行を楽しむ大きな要素の一つだと思います。
このとき、クイーン・エリザベスにはどのような娯楽施設があるのかを、以下で簡単にご紹介していきます。
メイン・ダイニング




クルーズ船へ乗る楽しみの一つと言えば、レストランでの食事ではないでしょうか。
普段は食べることがあまりない、新鮮な海や山の幸、そして旬な食材を使って調理された料理を味わうことができます。
料理がおいしいと楽しい時間を過ごせるので、是非とも利用できるレストランには足を運びたいところです。
なお、クイーン・エリザベスでのメイン・ダイニングに限っては、客室のカテゴリーによって利用できるレストランが異なります。
客室情報でのご紹介時に触れたことですが、「ブリタニア」「ブリタニア・クラブ」「プリンセス・グリル」「クイーンズ・グリル」の客室カテゴリーによって、利用できるメイン・ダイニングに違いがあるということですね。
もちろん、すべての乗船者が利用できるダイニングもたくさんあり、クイーン・エリザベスならではの特別な食事を満喫することができますよ。
朝食やランチ、ディナーを楽しめるコースメニューが用意されているので、優雅な船旅を満喫できるはずです。
エンターテインメント

クイーン・エリザベスですが、「エンターテインメント・ショー」「ダンス・ショー」「ミュージカル」などを楽しむことができます。
例えば、エンターテインメント・ショーではミュージシャン、コメディアン、マジシャンなどのショーを楽しむことができ、ダンス・ショーであればダンサーや歌手によるシューを見ることができます。
ミュージカルも名作を見ることができるそうなので、どれか一つでも見て楽しむのもいいですね。
また、ソーシャルダンス・ナイトクラブ・カジノ・映画鑑賞なども楽しめるようですよ。
この他にも楽しめる娯楽施設があるので、実際に乗船する機会があれば、自分に適したエリアに足を運んで楽しむのがベストです。
クイーン・エリザベスでのクルーズ料金はどれくらい?

イギリスの歴史や伝統を感じさせる、大型クルーズ客船のクイーン・エリザベスですが、実際に乗船しようとするとクルーズ料金はどれくらいになるのでしょうか。
あまりにも高額な代金だと、現実的に乗船することは厳しいものです。
実際に参加したいクルーズツアーにもよるのですが、1泊1~2万円ほどからクイーン・エリザベスへ乗船できます。
なお、過去には以下のような料金でツアーが提供されていました。
■春の四国・九州と韓国10日間:204,000円から
■春の沖縄リゾートと台湾クルーズ10日間:193,000円から
■横浜~基隆(台湾)5日間:164,000円から
■ゴールデンウイーク 新緑の九州と韓国8日間:188,000円から
■新緑の日本周遊と韓国10日間:193,000円から
上記は、日本発着のクルーズツアーになるのですが、その他にはバンクーバー、シンガポール、サンフランシスコ、スペイン、ポルトガルなど、海外向けクルーズを種類豊富に提供していました。
少し高いツアーもあると思うかもしれませんが、日本発着のクルーズツアーだけで考えると、工夫さえすれば20万円以内でクイーン・エリザベスへ乗船できるため、決して高くはないかもしれません。
ツアー期間も長めなのが多いので、きっと思い出に残る船旅を体験することができると思います。
クルーズ客船クイーン・エリザベスのまとめ

今回は、イギリス女王から船名に名を用いることを許されたクルーズ客船、クイーン・エリザベスの船内やクルーズ料金などについてご紹介をしました。
私はパンフレットを通して客室や船内の様子を見ていたのですが、イギリスでよくある建物を連想させるような、歴史と気品ある内装で統一されていたのはさすがだと思いました。
あと、自分に適したクルーズツアーと客室を選べば、乗船できなくもない料金に少し驚きです。
ラグジュアリー船はもっとも優雅で至れり尽くせりな船旅を満喫できるクルーズ船なので、基本的にクルーズ料金は高めとなります。
もちろん、クイーン・エリザベスでも贅沢なコースで参加すると、100万円を優に超えてしまいます。
ただ、国内発着クルーズに至っては、20万円以内で楽しめるプランが多くあったので、貯金をして頑張れば決してクイーン・エリザベスへ乗れない金額ではありません。
もしクイーン・エリザベスでクルーズツアーを体験してみたい場合は、自身に合ったコースを旅行会社などで検索してみてはいかがでしょうか。
きっとあなたが楽しむことのできるクルーズツアーに出会えると思います。
なお、新たな情報の更新も考えられるため、詳しくは「CUNARD」の公式サイトをご覧ください。
ちなみに、ベストワンクルーズでは、さまざまなクルーズ船情報が掲載されているので、興味のある場合はチェックしてみてください。
それでは、今回はこれで以上です。